文部省 特選って書いてあったわ。南極で地質調査とかをやっている。それで南極で越冬するみたいな話だったんだけれども、犬が犬ぞりを引くための要員として飼われてるんだよね。
犬が足を怪我したとか、そりを引いてるだとかいろいろ出てくるんだけど、2001年宇宙の旅並みにテンポが悪い。これは映画ではない。雪国育ちなのがタロとジロで、遭難から人を救ったりとかしてるのよね。
ある日、人間たちは突然引き上げなきゃいけなくなって、犬を置いて行かなきゃいけなくなったのよね。冬が難しいのにどうするのかしらって思うんだけれども、連れて行く事は断念しなければならなかった。
犬を首輪につないで行ったんだけれども、犬は次々と首から抜けていったわ。クラックから餌を確保したりしていくんだけれども、はまって死んでしまう犬もいるわ。蜃気楼やオーロラといった自然現象が犬の世界に入ってくる。
犬はどんどんはぐれていくわ。そしてその一方で、犬を置いていった人間の話にもなる。まぁ置いて行ったこと後悔してるとか、子供が悲しんでるだとか、そんな感じだったわね(至極当然)。
人間がそうしている間にも犬の数はどんどん減っていく。犬が死ぬときには名前と出身地が表示される。最終的に南極に人間が戻れたのが結構後になってるっぽいんだけど、タロとジロを発見して人間が駆け寄っていく。10匹近く犬がいたのにこの2匹しか生き残らなかった。駆け寄りながら何回も転ぶの結構ベタだわね。
結局犬がどんどんいなくなってタロとジロだけ生き残ったって話だったのね。私初めて見たわ。ただもう映画の体をなしてなくて、崩壊してるのよ。犬が走ってるシーンを何十秒も映したりして面に展開がないから、こっちも退屈しちゃって大変だったわ。強いて言うならエンディングでいろんな生き物が見られるのがよかった位だわね。これはダメな映画だわ。ごきげんよう〜
