ステキな4コマ

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おもしろ恋愛もパワーで押し切る「バーフバリ 伝説誕生」

女性が赤ん坊(主人公)を抱えて、水があふれる川の中で神に祈るシーンは少年漫画の始まりを思わせる壮大さ。 多少のファンタジー要素を映像の力でストーリーに融合させ押し切るパワーを作品から感じるわ。

バーフバリ 伝説誕生<完全版>(字幕版)

【主要人物】
・バーフバリ
・女戦士
・王国の忠臣(奴隷の身分らしい)

少年は村で育てられて大きくなるんだけれども、村の滝の上の世界に興味を持つんだよね。しかも滝の上から仮面が落ちてきて、その持ち主に興味津々と言う感じで毎日頂上を目指す。このシーンも多少の矛盾を押し通すパワーに溢れている。

ようやく登ると仮面の持ちである女戦士に出会う。ここ個人的ハイライトなんだけど、心惹かれた主人公は水中から近づき、ドクターフィッシュしてる彼女にこっそり刺青を施すなど変わったアプローチをする。そこも前代未聞だが、女戦士が反撃するのを避けながら着飾るように仕向けてゆき女性としての喜びを気づかせるというおもしろ恋愛シーンが展開されていく。

女戦士は王国に忍び込み、ある人物を救助しようとしていた。愛を誓った主人公は、彼女の目的は自分の目的だとして国に忍び込んでいき、当該人物を救出する。追いかけてきた王国の忠臣(奴隷の身分らしい)は主人公を観ると「ハーフバリ」と言い、戦いをやめて忠誠を誓うポーズをしたのよね。そのあと、バーフバリの話を聞かされる。

ここから主人公の父親(バーフバリ)の話になるんだけれども、もう1人の兄弟がいて王位を争ってんのね。先に大将を倒したほうを王に決めるって話で戦が始まる。この戦いも見せ場で、結構長いが退屈しない。盾で守りを固める兵士が左から右へ流れるように盾を構えていく動きなど魅せ方がいろいろあるなと感心する

戦いのなかでバーフバリはすごく賢い作戦(雑)を使っていたわ。さらに民を救う力を示したことで、王としての資質を認められる。しかしその後死んでしまうのだという。それは何故かと言うと、忠臣が裏切ったからだと言うのだ。それで続編へ続いて終了よ。

とにかくこの作品は多少の無理や矛盾では動じないようなパワーが壮大なストーリーを盛り上げてるわね。あの変な恋愛シーンが気にならないどころかストーリーになくてはならないと感じさせる。同監督の作品マッキー(傑作・怪作判定)もそうだったから正統進化してる感じだわ。特徴的なシーンはここぞとばかりに盛り上がるので、メリハリがきいていて話もわかりやすい。これらの特徴を考えて良作と言っていいわね。ごきげんよう〜

↓同監督のマッキー(傑作・怪作判定でオススメ)

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