ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

ベタなボケしかないのが残念「エクストリーム・ジョブ」

警察官が麻薬組織を捉えるため、組織向かいのチキン店に張り込みをすることに。成り行きで営業することになって思わぬ人気店へと成長する話。

エクストリーム・ジョブ [Blu-ray]

コメディ映画ということなんだけれども、結構ベタベタな感じかなあ。気になったのがツッコミが冴えない点。基本的にツッコミが不在で、数少ないツッコミ役はちょっとしか出番がない署長だわ。署長がいる場面の方がポテンシャルを感じる。ボケを面白くするための起死回生の手段がツッコミだから、そのツッコミが不在と言うのはかなりコメディとしては痛い気がする

せっかく警察官が5人でやりとりするんだから軽快な軽口の1つでも見せて欲しいんだけれども、それもそんなに大したことがなかった。5人の見せ場は最後の戦いの部分になっていて、それなりに間抜けな振る舞いをしていたメンバーが実はムエタイの世界チャンピオンだとかそれなりの肩書があって戦っているのは痛快。この勢いは作品で一番良かった。

班長が最後の1人と戦うんだけれども、その時はもはや警官としてではなく、チキン店のオヤジとして戦っていた。最後は、手柄を立てて警察官として昇進することができて終了よ。

作品の柱である警察官とチキン店営業の二本立ての演出が誰でも作れそうな安易な感じで、店舗運営への情熱と逮捕への執着のバランスが効果的に演出されていないのがすごくもったいなかった。いわゆるプロットの方が面白いって言う残念なパターンだわね。全体的に間延びしていて余計なセリフも多いし、カメラワークも普通。この映画でしか見られないものを見せてほしかったわ。

演出面も先程述べたとおりなんだけど、キャラクターの側面もやはり残念。チキン店経営を決断するような変わり者の警察官が5人もいるのに、登場人物の区別は性別以外でつかなかった。あまり個性が光らなかったわね。作業をしながら流しておく位でいいかなという感じの普通の映画だわね。ごきげんよう〜