スティーブン・セガールが主演しているやつで、いわゆる主人公強いです系の映画ね。料理人の経歴があってなんか映えある勲章(雑)も受賞している強い叔父が姪っ子と一緒に旅行してるんだけど、あんまり関係性が良くなさそうな感じね。
【主要人物】
・スティーブン・セガール
・姪
・ボーイ
電車の旅に出たのはいいんだけど、そこで電車の乗っ取りが発生して、200人が人質に取られちゃうのよ。なんか衛星を乗っ取って、衛星から都市を破壊したりして脅迫を始める。かつてそのシステムを開発した奴が復讐のためにやっているらしい。
人質がいっぱい取られたんだけれども、スティーブン・セガールはキッチンにいたことから難を逃れ、1人でこっそり1人ずつ片付けていった。物置に隠れていたボーイと組んで少しずつ状況を変えていく。場面はトンネルや電車の上など、電車という舞台の必然性がある。限られた場面でも窮屈に感じないのはアクションシーンや場面転換が巧みなせいね。
どうも大事なデータが入ったCD(懐かしい)があるらしくて、そのCDをめぐってなんか1回外に出て、なんかCD取り戻してまた電車が動き出したりする(雑)。そして車で先回りして追いつき、乗り込むというパワーのあるアクションシーンもある。
通電させて電話で連絡をとった結果事件が明るみになるが、狙われた都市の800万人と電車の200人の命を天秤にかけられる。結果、なんとしても都市への攻撃を阻止せよってことで、無情にもステルス戦闘機が来るんだけれども、敵もそれを回避する手段をすぐ思いついたりするくらい賢いんだよね。
とうとう残り2人。敵のボス格と戦うことになる。きれいに整った食堂車で対面するシーンは嵐の前の静けさを連想させる。意外にもあっけなく勝利するところはメリハリが効いている。しかもナイフ対素手で勝利するのよ。理由は「キッチンでは負けない」という主人公の料理人由来のところもあって、ちょっと強引だが、姪を苦しめた悪党を片付けたことへのカタルシスを感じられる。
そんなバタバタしている間に暴走特急はほかの電車と正面衝突。なんとか敵が用意したヘリコプターへ逃げて悪役も叩き落とし、メインキャラ3人と人質も無事生存、スタッフロールで姪と一緒にお墓参りして終了よ。
ストーリーはアクションの王道中の王道よね。カメラワークもスタンダードだが退屈させない。しかしあまりにもスタンダードで、ほかの主人公強いです系のトランスポーターやジョン・ウィックに比べるとすこし薄味か。とはいえ安心して視聴できる、一定以上のクオリティを持つ良作ね。ごきげんよう~
