ダニー少年がシュワちゃんの大ファンで、魔法のチケットで映画の中に入ってしまう。その映画の中でシュワちゃんことアーノルド・ブラウンシュワイガーと敵を追う。
【主要人物】
・シュワちゃん(ブラウンシュワイガー)
・ダニー
この作品で良い予感がしたのは冒頭の映画館。ファンタジーチックな雰囲気になっていて老人が一人でやりくりしているのも風情がある。シュワちゃんが主演した映画はシリーズ4作目で、3作目の最後に息子を亡くしている。生き様は映画のように華やかなばかりではなく、映画に合わせて設計されているのかとシュワちゃんは憤る。
この作品のシュワちゃんはよく喋るのもポイント。あくまで警官として暮らしている男が突然とんでもない戦いに身を投じる羽目になるという構成だ。爆発や心理描写を引き立て、次の場面を期待させるカメラワークも良い。
途中でダニーのチケットが悪役に奪われ、様々な映画から悪役を召喚、現実世界のシュワちゃん(シュワルツェネッガー)へと魔の手が迫る。これを阻止するべく、ダニー達も直接後を追う。現実世界に来ることでシュワちゃんの攻撃の威力が落ち、傷を負いやすくなったが、辛くも悪役を倒す。
戦いで致命傷を負ったシュワちゃん(ブラウンシュワイガー)を助けるためにダニーが拳銃片手に救急車をジャックして映画館まで走る。元の世界(映画の中)に行けば、こんな傷はかすり傷程度になるはずだという。映画館の箱の中から破ったチケットの半券を発見して無事にシュワちゃんは回復した。そうしてダニーは現実世界に帰って終了よ。
個人的ハイライトは、映画の中の世界のターミネーターの扱いね。ブラウンシュワイガーが主演してると思いきや、なんとシルベスター・スタローンがターミネーターということになっていたのだ!まあシュワちゃんの次って言ったらそうなるか…。劇中では様々な映画のパロディや迷台詞も飛び交う。
ダニーとシュワちゃんが出会う場面や、シュワちゃん同士が出会う場面にとても興奮を煽られる。ファンタジーもガチガチのアクションもいろいろな要素が入っているが、うまく調和していてお祭りのように感じた。シュワちゃんの魅力ももちろんだが、全員に見せ場が与えられている構成も素晴らしい。序盤の行動結果を終盤までに回収していくなど、丁寧に設計されている。さらに「映画の世界だから」と押しきれるパワーも備えている。多大な興奮と集中をもたらしたということで、これは傑作だわね。シュワちゃんの名作すごいいっぱいあるじゃん!出会えて良かったわ。ごきげんよう~
