ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

大惨事だけ気合が入ってる映画「ノウイング」

序盤は不穏な空気から始まる。ルシンダと言う少女がタイムカプセルにあるものを埋め込んだ。それが未来になって掘り返されるわけだけれども、それを主人公の息子が手にするのよ。

ノウイング

【主要人物】
・主人公
・主人公息子
・ルシンダ
・ルシンダの娘
・ルシンダの娘の娘

タイムカプセルの中に入っていた手紙は数字の羅列になっており、解読すると特定の日付を特定の場所で人が死ぬことが予言されている大惨事が引き起こされると言うものであった。主人公は博士をやってるから、そういう数字の解読とかやれるわけよ(雑)。ほんで物語の中盤から全人類が滅びることを読み取る。自分だけが知っていて、それをどうやって防いだらいいっていう悩みや解決に奔走するみたいなところがあるんだけれども、いまいち描写がうまくなくて近所で話が完結してる感があるのが残念ね。

予言の予定通り、飛行機事故や地下鉄事故などいろいろ起こっていく。基本的に大惨事の絵面は気合が入ってるみたいなんだよな。ルシンダの娘をさがしてコンタクトを取り、何とか予知コードの秘密を聞き出そうとする。ルシンダがかつて居た家に向かい、謎を探すことになる。

家を探し回った結果、全人類を対象にとんでもない災厄が訪れることが明らかになる。子供を守るために、2人とも子供を連れて逃げるんだけれども、途中で子供がさらわれて、追った女性(ルシンダ娘)が亡くなったわ。しかもこのあとのストーリーから考えて犬死になのよこの女性

一方子供たちも不思議な声を耳にしていた。ストーリーの至るところで黒くて丸い石を渡されているんだよね。声が聞こえるということが選ばれた人類の証拠であるらしく、謎の大人たちが選ばれた子供たちを見張って誘拐を試みたりしていたようだ。話の終盤でとうとう子供たちを誘拐し連れてきて、父親が見守る中、災厄を逃れるため選ばれた星(雑)に飛んで終了よ。

この映画は大惨事を描きたいのか、謎解きをやりたいのか、ファンタジーをやりたいのかって言うところは、ちょっと絞って書くべきだと思うわ。ただ、ルシンダが授かった予知の力という最大の謎を放っておいて平気ってどういう神経だよ。なんなんだよあの黒くて丸い石も。音楽の使い方にも問題があって、典型的なところで典型的な使い方をするから、ちょっとダサめ。危機が迫ってるところで「ジャーン」みたいな。人物の掘り下げもできていなくて、まぁ多少気まずい親子関係が描かれていた程度だったから、いまいちだわね。

そんなわけで普通の映画かな。何が起こってるかはわかるからかろうじて普通の映画。何だったんだろうあの石はほんとに。ごきげんよう~

ノウイング

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