なんかすごく話題になっている小説を映画化したものらしい。確かにインターネット広告でこういうの出てきてたな。
YouTuberがその変な家の図面に出会って、調べていくうちに「この家では殺人が行われている、そのための間取りだ」と言う結論に至った。
カメラワークや演出にメリハリがないのに嫌な予感がしていたが、それは現実となる。その家のことを調べていくうちに、自室に無断で入ってきた人物から「あの家に近づくな」みたいな警告を受ける。それがビックリ系なのよ。ホラー映画でビックリ系はいかんでしょ。
その家の関係者の女性が合流し、なんやかんやあって本家に行くことになる。ちなみにその女性の母親がビックリ系警告を主人公にやってたことが発覚。どんだけパワフルなんだよ。
結局先祖代々の祟りを収めると言う話になってしまう。祟りに関係して変な間取りの本家があったとのこと。しかもその祟りの発端がアホくさくて、家の主人の下半身が引き起こしたトラブルなのよ。使用人として雇ってた女性と浮気して妾にしちゃってさ。私の嫌いなビックリ系と下半身トラブルのダブルコンボって最悪だぞ。
その後は何か八つ墓村みたいなことを多分やりたかったんだと思うわ。しかし何に向けて映画を盛り上げたいのかがわからないのが困ったところよ。半端に家族愛とかしてるけど、いっそのことバイオレンスに振り切った方が良かったのではないか。それにしても下半身トラブルの祟りを収めるために毎年殺人と左手首を持参するってアホでしょ。バイオレンス+アホ映画のほうがまだB級方面に活路があったわよ。
この映画の唯一優れてるのは部屋の間取りね。そんなわけで満場一致でダメな映画だわよ!ごきげんよう〜
