ステキな4コマ

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ビックリ系が残念なスリラー「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」

主人公のオッド・トーマスは死人が見え、凄惨な死の気配が読み取れるのよね。あやしいやつを追いかけてたら凄惨な死の気配が身近に来たもんだから解決すると。

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(字幕版)

主人公が死人が見えるばっかりに生きていると勘違いするとか、設定はうまく使われている。前半こそ面白くなりそうな気配があったんだが、後半が残念だった。スリラー演出の大半がビックリ系というのが致命的。ビックリ系とか演出の思考放棄だろ(過激派)。他がある程度ちゃんと設計されててもビックリ系で台無しよ。今回はハムナプトラ(傑作判定)の監督らしいんだけど、とても同じ技術が注がれているとは思えず残念だわ。

今作のダメハイライトは冷蔵庫よ。怪しいやつの家に忍び込んで冷蔵庫開けるんだけど、なんか指とか虫とか入っててもう汚い汚い。べつにこれ物語上重要なわけでもなく「すっごい汚い冷蔵庫ですよ」なシーンなのよ。視聴者としては汚い冷蔵庫を見せられて終わり。B級で気持ち悪い映画なんていくらでもあるんだからアンタはいったい何で輝くのって感じよね。気持ち悪い系のホラー作るにしても、チャーリーとチョコレート工場(良作判定)みたいに生理的な不快と他の要素のさじ加減を考えないと。

良かったのはヒロインが死んじゃうところね。主人公の設定が最も大事なところで生きている。災厄に巻き込まれたがてっきり助かったんだと思ってた。生きていると思ってたけど彼女は主人公にしか見えてないのよ。そうしてようやく彼女の死を受け入れて天寿を全うするENDというのは良かったわ。なおさらこういう結末の映画にビックリ系はふさわしくない。ストーリーと演出が釣り合ってないのよね。以上からこれは普通の映画ね。