ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

人間の命なんてそんなもんですよ系映画「ルックバック」

絵の上手い子と絵の上手い子が出会って一緒に漫画描く話なのよね。頑張って漫画の連載にこぎつけるんだけど、途中で別れた上にひとり死んじゃうのよ。滅多に見ない青春アニメというところに評価の是非がかかってる気がする。

ルックバック

1人が死んだ時点で、死んじゃう前に行動を変えていたらどう変わるかで巻き戻しするのよ。まあ時空巻き戻してもそれはいつのまにか終わっててなんか結果覆ってないのよね。それで死んだ未来で漫画描き続けて終わりよ。

ストーリーはシンプルで演出で魅せていくタイプの映画。この映画を見て分かったのは、私そんなに青春モノ求めてないからそこ書き込まれても困るということ。絵が上手くなるプロセスとかならもうすこし興味あるんだが。

逆に演出が悪くないから青春モノでも50分持ち堪えたという見方もできる。この作品のいいところは短いところよ。時間の経過や心象とかはそこそこ表現されていた。漫画的な表現もあったりして飽きなくはある。

それにしてもああいう全部無駄になってるエンディングがいちばん困るのよね。いわゆる人間の命なんてそんなもんですよ(笑)系なのかな。青春モノというジャンルが災いして、まったく映画の中に心が入っていかなくて、演出がそこそこ優れてたことと相殺して普通の映画かな。ごきげんよう

ルックバック