ある一家が閉鎖期間のホテルで管理人業務をやったら幽霊が出て、執筆が手につかなくなって、結果として親父が狂うのよね(雑)。ホテルに来るまでに映画が30分くらい経過してるんだが、何かもっと不気味な予備動作とかカメラワークがないと盛り上がらないわ。
【主要人物】
・親父
・妻
・息子
子どもが双子とかの幽霊を見るようになる。ただ、子どもが最初に双子を見つけたときの香港ズームみたいなのは何なんだ(急激なズームね)。これのせいで全然怖さを感じないわ。
父と子の会話も固定カメラなのがきつい。せっかくの狂い始めなんだからもう少し狂気を演出したほうがよかった。さらに息子の首に傷があるのをBGMで示すんだが、バイオリンがキーキーしてホラー映画としてはややビックリ系寄りの印象。
親父も幽霊を見て、なんか妻への態度がどんどんおかしくなってくる。なんかちょっと落ち着いて考えたらわかりそうなもんだけど(外野)。幽霊にそそのかされたのもあるみたいだわ。最後は斧を持ってきて殺そうと追いかけてくる。
子どもも子どもで、追いかけてきてるのわかりそうなもんなのに「Redrum」とか言いながらナイフ持って60秒もうろうろしてんのね。早く逃げた方が良いと思うんだけど、アクションシーン=逃げるシーンもどんくさい・じれったい系が多い。
結局序盤で母と子が遊んでいた迷路(やたら複雑)におびき出したあと車で脱出し、親父は吹雪の中凍死する。最後はなんかホテルの写真が映って終わりよ(こいつがやった事例でしたみたいな話か?)。結局、息子が持つシャイニングの力を幽霊たちが狙っていたのだとか。それを言ってくれよ!
だいたい「なんかちょっと落ち着いて考えたらわかりそうなもんだけど」とか視聴者に言われる時点でこの恐怖演出では不十分ということよね。カメラワークもほぼなくてテンポも激遅。総じてコレはダメな映画ね。ホラー映画の重要エッセンス「恐怖」が欠落しているからこの映画は親父が狂っただけの映画になってしまうわけね。ごきげんよう~