飛行機の中で爆発事故が起きることを予期した少年がパニックを起こしてつまみだされたのよ。そのおかげで結果として5人ぐらいが助かったんだけど、死にそうな運命がまだ続いてる話ね。
【主要人物】
・生き残った少年
・生き残ったほか4人くらい
鮮明だった初回に比べてその後は予知のパターンもバラバラである。なんで主人公が予知できるようになったのかについてほっとくならほっとくって言ってくれないと気が散りやすい視聴者(私)はそっち気になっちゃうわよ。
超常現象をやりたいのか謎解きを描きたいのかどっちつかずで、結果としてただの死に様のコレクションになっとる!死に様も割とワンパターンで破片が飛んできて首に刺さる系がダブってるわ。
主人公が必死に事故のあと航空関連を勉強してる様子があって、最終的に死の順番の仮説を立てたのよ。でも結局座席表と事件の記録があれば成立するような仮説なのよ。読んだ本の知識が全く活かされてなくないか?
最後は3人残って死ぬのか死なないのか半端なところで終わるのよ(多分死んでる)。結局助からないなら助からないでいいんだけれども、死の恐怖または無情な神の目線を演出するようなカメラワークとかの工夫はあまりなかったように感じる。普通のドラマくらい。超常現象・予知の設定あるいは登場人物の掘り下げは必須だが、どちらもいまいちだった。
ストーリー面でも、たとえば登場人物が自分の死ぬ順番ではない(=危険なことをしても生き残れそう)ことを活かして意味のある悪事を働くとかなら見ごたえがありそうなのに。んでも登場人物割とアホだったりするから線路で車停めて意味のない死に方しようとするのよ。アホといえば親までアホだったりする。「航空事故からうちの子を救わなかった」とか言って主人公を恨んでるのよ。この親絶対すんごいどんぶり勘定するタイプだわ。
そんなわけで1時間半も何やってたんだ感と、無駄に血が多くて血圧下がったのでこれはダメな映画ね。ロボコップのように「血圧を下げた甲斐があった」と言わせて欲しいわ。ごきげんよう〜