ヒッチコック作品に挑戦。犯人がわかっている系の話ね。知人を絞殺した2人の男がいるんだが、遺体を入れた箱の上に食事を並べてパーティしてバレないようにするというとんでもない話。
【主要人物】
・殺人した男
・殺人した男
・カンのいいおっさん
このパーティで誰か本書いてんのよ(雑)。だから部屋に本とかいっぱいある。絞殺にロープ使って台所に隠していたんだが、誰が出してたのか本を縛るのにあのロープが使われてるのよね。殺人した男は動揺する。パーティに招かれたカンのいいおっさんはカンのよさに定評があるらしい。あの手この手で揺さぶりをかけてくる。
ハイライトは食事が終わったあたり。テーブル(死体の箱)の上の皿を片付ける女性がひたすら映って、カメラの右側ではみんなが話し込んでいる風景。このカメラはまさに視聴者の目で、バレそうだけどどーすんだろというのが伝わるわ。
カンのいいおっさんに追い詰められ、とうとう死体を発見された2人。会話の中で出た優れたものは劣ってるものを殺す理論(雑)があって「その理論でやったんです~」とか殺人犯が言ってたが、「学問への冒涜をするな」と言われて警察呼ばれて終わりよ(至極当然)。
演出面としては、話は淡々と進み、音楽もほとんどない。カメラワークは部屋全体を写すことが多い(これが淡々さにつながる)が、ここぞという時(ロープとか)にクローズアップする。メリハリは無くはないが、社交的な無駄話をしている場面が長すぎてもうちょっと詰められるだろと思ったわ。古い作品だから仕方ないが、テンポがちょっと遅いかな。というわけで、総じてこれは普通の映画ね。ごきげんよう~