ま~忍者が使命を全うするために頑張るバトル主体のアニメね。和・忍者モノって登場人物の区別がつかない可能性が高いが大丈夫なんだろうか。
【主要人物】
・獣兵衛(じゅうべえ)
・陽炎(かげろう)
手裏剣が青白い光となって飛んでいく演出が目を引いて、作品への期待度が高まったわ。最初強そうな忍者が出てくるのに、もういきなり惨殺されるのよね。血しぶきも出るんだけれども、もののけ姫に毛が生えたくらいの感じ。最終的に黄金を狙って因縁の相手と部下7人が来る。
作画が良いのはもちろんだが、敵が8人もいるのにキャラが立ってるから区別がつく!しかも、この時代にその辺にありそうなもの(虫、花粉、刀、爆薬、銅線など)を使って戦うので、時代感(雑)あるわ。
また味方が利害関係(貸し借りや脅迫)でつながっているため、緊張感に目が離せない。獣兵衛に、陽炎という女忍者が片思いしてあげく死んじゃう切なさも素晴らしい。陽炎は身体に毒を持つ特異体質で、色気のあるシーンもストーリーと噛み合っている。そういう感情の動きは敵味方とも戦いに影響し、有利不利が生じる。
ラストの敵が不死身の体で、どこを潰しても再生してくるんだけれども、熱で溶け出た黄金と一体化して海の底へ沈んで行って終了よ。ストーリーに出てくるもの全部使ってそれをきれいに片付けてるって言う感じで圧倒されたわ。
これは文句なしの傑作だわ。実は海外での知名度が高く、マトリックスの監督も見ていたという。たしかに海外の人からしたらちょうどいいバイオレンス加減かもわからん。ごきげんよう〜