エリート学校の落ちこぼれと、天才数学者の用務員が数学を通して親しくなっていくストーリーの韓国映画。
【主要人物】
・イ・ハクソン(数学者)
・ハン・ジウ(学生)
まあ「数学は楽しいですよビデオ」がドラマ仕立てになっているという感じだわ。ストーリーもカメラワークもベタだなあと思っていたら、映画の中盤くらいでこの映画に「青少年向け」タグがついていることが発覚する。青少年向けとは気づかず「もっと話はダークなほうが…」とか「生徒と生徒の間の列にカメラドローン飛ばせ」とか考えていた。
用務員は脱北した数学者で、研究成果を兵器利用したい北に狙われていた。終盤で退学の危機に陥ったハン・ジウのために、危険を冒して身分を明かして登壇して窮地を救い、韓国に居続けることもできるようになってよかったねという話。
よかったねで終わると言う事は、演出面に突出したところがないと言うことになる。邦題が悪いのか、不思議の国要素が無かったのも問題。北が不思議ってことだろうか。青少年向けとはいえやっぱり数学をやりたいのかドラマをやりたいのかという話になってくるわね。
ハイライトは、円周率の数字を音階に換算して曲を奏でる序盤のシーン。そこが数学要素のピークで、その後数学者とかの名前が出てくる程度。その1人がオイラーなんだが、オイラーは私のブログでも話題に出してて、鍋の蓋状の物が転がってわんわん回る様子を示す様子も数式になるのよね。
とにかく登場人物はカメラの真ん中に!みたいな感じで、ちょっと絵面がベタすぎる。なのでせっかくのストーリーの中の緊張感や親密さが演出されていない、とはいえ見やすくまとまってるから普通の映画だわね。と言いつつ、用務員の好物であるいちごミルクを飲むなど影響を受けているわ私。ごきげんよう~
↓オイラーの話が入ってる日記