私はその日疲れ果てていた。もはや目もあいておらず、かろうじてトロがどうのって書いてあったパック寿司を買って帰ってきた。ほんで食べて変な味すんなと思ったらこれこそが「トロたく」っていう寿司だったんです！
おぼろげながらトロたくという名前に抱くべき印象は、牛丼のつゆだくみたいにトロがたくさん入ってトロたくみたいな感じじゃんか。なんだこれは。トロが入るべきところに半分黄色いのが入っとる！
トロとたくあんでトロたく！なんてことを！食感も違うし味も違うし、トロって単体で美味しいものなんだからたくあん異物だろこんなん(過激派)！別々でいいわ！
それにしてもトロたくって長年生きてきた人生で一番新しい語彙だわ。こんなのいつ誕生してたんだと思ったら70年代くらいかららしい。沢田研二の「勝手にしやがれ」と同じくらいの年代か。少し調べてみたら、店によっても味が違う(おそらくたくあんの甘いしょっぱいの違い)らしく、あたりハズレまであるのかと驚愕。
これならねぎとろのほうがずっとうまいだろ！なんならネギもいらんのだけど。まずいバナナとは別ベクトルで衝撃的だったわこの食品。ごきげんよう～
