ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

話が複雑すぎる困った映画「V フォー・ヴェンデッタ」

【ネタバレ注意】国が国民に忠誠を誓わせてる感じの社会。そんな中「V(ヴィー)」という仮面姿のテロリストが活躍。テレビ局に務める女性がVに助けられ、匿われる。2人から話が始まり、最終的に国民たちが影響されて自由を求めて戦うことになる。が、中盤の坊主頭のあたりから話が分からなくなる

V フォー・ヴェンデッタ (字幕版)

【主要人物】
・主人公の女性
・V

問題の部分なんだが、話の中盤に知らないおっさんと知らない女性がテレビ見てんのよ。国の風刺映像を放送したことから男はテレビ局関係者らしい。女性も主人公の同僚かなと思ったら、Vの家から脱走してきた主人公らしいのよ。主人公の顔すら覚えてないということで、映画の理解はいよいよ絶望的となる

そのあと主人公は早速政府に捕まって坊主頭にされて拷問とかされるわけ。そしたら隣の牢屋から別の坊主の女性が手紙出してきた。たぶん社会が悪い的な感じだわ。そしたら、その拷問は実はVがやってましたとか言ってて時系列も複雑なのよ。結局あの手紙誰が書いたのかわからんままだし。そんな感じで一度決別するも、最終的には自由を求めてなんか頑張ってる感じ(雑)で関係は悪くなさそう。最後はVの亡骸を電車にのせて国会議事堂に特攻させて終わりよ。

ストーリーを通じて「Vとは誰か」という話や哲学的要素があるのは良かったんだが、いかんせん話が複雑すぎてそんなことをしている場合ではない。結局Vが誰かわからなかったわ私。作中に巌窟王モンテクリスト伯の話とか出てくるんだけど、私パタリロを通してしか話を知らないから多分正確な理解じゃないんだよね。ぜったいお金立て替えてくれる紳士とかじゃないもんね…。

話はよくわからんかったが(直球)、映像は一定の水準を満たしていることがわかる。退屈ではないしテンポも悪くない。ただ、やはりとっつきづらい側面があるわ。個別の人物を掘り下げるというよりは、自由などの概念に向かう「人間」にフォーカスしているためだと思う。そして時系列があまりに複雑なので、とりあえず普通の映画だわ。ごきげんよう〜