【ネタバレ注意】変な宗教団体による事件やテロが発生するんだけど、首謀者である「ともだち」は、ケンヂが幼少期に書いた予言書を参考に世界征服計画を立てているっぽい。
【主要人物】
・ケンヂ
・ともだち
・ケンヂ姪
原作を読んだことがないので、まず関係者が多いことに絶望する。子供時代もあるから倍覚えなきゃいけないじゃん!しかし、誰がともだちか疑いつつ1人ずつフォーカスしていく形式なのでなんとかなった。この先何十回見るであろうともだちのロゴも、場面によってはいきなり無音にしたりなど効果的に演出している。
内容についても、関係者が多いのによく絞れているなと感じる。テンポも良く、外国語の映画とはまた違った余韻が必要最小限入っている。あとからつながることを考えると不要なシーンは見当たらなかった。
物語の冒頭で流れてまったく意味をなさなかったロックみたいな曲が大事な転換点で再度流れるなど、終盤への盛り上がりやカタルシスが期待される。自分たちが描いたマークをともだちから取り返すべく同級生が集まってくる。
熱い展開になりそうだけどこの映画3部作じゃん。どーすんのかなと思っていたら、いつのまにかこっち側が悪者であるかのような立ち位置になってケンヂが爆発して終了よ。一応ケンヂは生死不明だと思うが、かなり絶望寄りよね。最後では15年後のケンヂ姪が映り、主人公が世代交代する。そういうことかい!
絞られた内容からの思い切りの良い展開と、そこに演出がしっかりついてきている。そして2時間半という長い時間視聴者を集中させるという、これは傑作だわ!邦画に苦手意識があったが、これくらい出来が良いならいっぱい見たいわね(無茶振り)。このあとまだ2本映画あるけどどうなるんだろう。ごきげんよう~