【ネタバレ注意】二人の女詐欺師の話で、人の良さそうなお金持ちの実業家からお金を騙し取る勝負をすることに。しかしその実業家は詐欺師相手専門の詐欺師だったと発覚して終了よ。
【主要人物】
・詐欺師
・詐欺師
・詐欺師相手専門の詐欺師
ただ、詐欺師のわりに驚くようなテクニックや心理戦は皆無で、芝居で攻めるのね。なんなら1番見事だったのは冒頭のゴミ袋に擬態する技術だよ(もはや詐欺関係なし)。
せっかくゴミ袋擬態で映画への期待値が上がったのに、芝居しか手段が無いから内容の広がりにも限界がある。そうなると、せめてコメディで勝負すべきだが、劇中2、3回しか面白いところがないのも問題だ。ストーリーと演出にひねりがないならせめて10分に1回はギャグを挟めよ!
ドイツ語訛りのアン・ハサウェイが堪能できるということで、ファンのためのマニアックなビデオという位置付けになってしまいそうだ。もう一人の女優もパワフルで魅力的なだけに、この二人の属性を活かせないのは勿体無いわ。
最後のどんでん返しが輝くにはやはり本編の作り込みが必須で、そこが不足してて残念だったわね。これダメな映画ですわ。力を抜いて見られる以前の問題だわ。カジュアルさと出来の良さは独立した指標だと思ってるから、つまりこれはカジュアルで出来の悪い映画ということになるわ!せめて10分に1回くらいゴミ袋に擬態したら評価も変わったでしょうな(それくらい良い擬態だった)。ごきげんよう〜
↓無駄遣いシリーズ