【ネタバレ注意】甲殻機動隊の実写版らしいが、そうと知らずに見始めた。英題を知らなかったのよね。
【主要人物】
・少佐
・上長(ビートたけし)
・クゼ
みんな怪我をすると患部をマシンに置き換えたりする社会だが、とうとう脳みそを機械の体に入れられるようになった。そのはじめての事例とされる「少佐」と呼ばれる女性がいる。そんな社会で少佐がなんか頑張っている。
この作品の評価ポイントは、背景美術ね。お金をかけたにふさわしいだけの豪華さになっている。この前見たブレードランナーを上海とか香港みたいに華やかにした感じだ。さらに人形みたいなアジアンホラーのテイストも入っているところがポイント。
クゼと言う名前の男性を追っているみたいで、クゼとの交流を通して少佐に嘘の記憶を植え付けられている事が発覚。所属する組織に騙されていたことになる。一緒に来ないかと言われるが、助けはするが一緒にはいかない。最後にビートたけしの見せ場があって終わりよ。少佐は結局少佐として生きることにして仕事を続けるようだ。
この映画の問題点は、先ほど評価したサイバー感ある町並み以外の要素がすべて退屈なところ。ちゃんと意図を持ってカメラの場所を選んでんのかな~というシーンが多い。アクションシーンについてはこんなアングルで映されても困るわみたいなところもあった。せっかく未来のSF設定があるから、そういう設定のもっと活用したアクションをすればいいのに単なるタフな人たちの銃撃だったのも残念。
そんなわけで、せっかく起用したビートたけしがいるんだからもうちょっと使い道を考えなさいよ!素晴らしい背景美術がそれ以外と相殺されて普通の映画だわこれ。これは実写化とか関係なく単品の映画としてイマイチ。ごきげんよう~