【ネタバレ注意】エジプトの恐るべきミイラが蘇ったので封じようと奮闘する話よ。恐るべきミイラというのは、かつて高僧が王の愛人と浮気して葬られた成れの果てである。どんだけ煩悩まみれなんだよ。
【主要人物】
・司書の女性
・命を買われた男
・ろくでもない僧
司書の女性はエジプト知識に秀でており、なんかそれっぽい品を見つけてハムナプトラという墓と財宝の地へ赴くことになる。途中で、縛り首になっても死なない男の命を金で買って同行することとなる。
遺跡でなんか重要そうな本を読んでしまい、ろくでもないミイラが目覚めてしまう。このミイラ、埋めた際にも「呪いと化す」みたいに言われてて、蘇ってからも災厄を振りまいてくる。なんてろくでもない僧なんでしょう。
ミイラの愛人を蘇らせる生贄として、司書の女性が連れ去られる。剣や銃のアクションもあるが、味方が危険にさらされる中で本の文字を解読して戦うなどの変則的な戦いもあり、盛り上がる。最後は僧を不死ミイラから人間に戻すことで攻撃が通るようになり、やっつけた。ほんで現地の人に感謝されて終わりよ。たしかに、このろくでもない僧の被害を最も受けるのは現地の人よね。もう人間関係もないのに(3000年前)。
これは傑作!エジプトってピラミッドと砂漠で2時間どうやってもたせるのかと思ったら、ナイル川の汚染から砂嵐、流砂、建造物崩れとひととおりの災厄があって満足度が高い。当時画期的なCGを使っていたらしいが、歴史的価値を考慮せずとも単品映画として素晴らしい映像。ひとときも退屈させない展開と賑やかな映像を楽しめた。ごきげんよう~