ステキな4コマ

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鬼ごっこ(人情モノ)「Catch Me If You Can」

【ネタバレ注意】フランク青年が両親の離婚を期に絶望し、あちこちで職(と女)をとっかえひっかえしながら小切手詐欺で世界中を走り回ることになる。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (字幕版)

【主要人物】
・フランク
・FBIのおじさん

最初はパイロットのふりをして偽造小切手(プラモデルの航空機のロゴを浮かして貼り付ける)から始まるが、とうとう犯罪者として新聞に載るレベルになる。

そこでFBIのおじさんが動く。フランクの軽やかな身のこなしもさることながら、相手も初手をしくじっただけの極めて優秀な人間であったため、どんどん距離を詰められて最終的に捕まる。最後はクリスマスのフランスという、世間の幸せとフランクの不幸の対比が素晴らしい。

独房+禁錮12年のフランクだったが、偽造小切手の知識を買われてFBIにスカウトされることになる(引受人はおじさん)…が、最後まで丸く収まりそうで収まらない駆け引きの糸があるので目が離せない。

この映画の特徴は、詐欺の駆け引きや騙し騙されがありながら人情味があることだ。おじさんとフランクの電話でのやり取りもそうだが、特に、父の死を告げられて飛行機トイレから滑走路に降りたフランクを追ってトイレに突っ込むおじさんの迫真ぶりが個人的ハイライト。

これは良作ね!2人の詐欺と人情味のバランスが絶妙。フランクの正体がバレるかバレないかという展開のフェイントも巧み。やはりスピルバーグ+おじさん(トム・ハンクス)の組み合わせにハズレなし(もうすっかり大ファン)。ごきげんよう~

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