【ネタバレ注意】呪いのビデオを見た人がすごい表情で亡くなるのよね。主人公の記者がいて、取材の過程でビデオを見つけて持ち帰って見ちゃう。ビデオ視聴から1週間後に死ぬといわれるので、回避するべく貞子たちのルーツを探ることになる。
呪いのビデオには井戸以外にも映ってて、丸い枠の中にいる女とか、新聞記事の文字がもよ〜んって動くやつなどがあったわ。ただ、もうビデオとかがない時代なので怖さがあまりないのよね。これをレンタルビデオで借りてた世代は怖かったらしい。
この映画の一番怖いポイントはズバリ、主人公の息子だわ。演技が棒読み気味なのか、何考えてるかわかんないのよね。そんで知らない幽霊にそそのかされてビデオ勝手に見てるし、こいつが一番得体が知れないわ。
結果として主人公は貞子の井戸とガイコツを見つけたんだが、それが何の解決にもなっていなかったらしく、同行していた元夫が死亡する。「ビデオをダビングして見せた者は死なない」という仮説のもとに息子を救うべく、祖父に電話をかけ移動するシーンで終わりよ。つまり息子がダビングして祖父に…。貞子よりこの人間どもが怖いわ。
TVドラマ版はすごく評判がいいらしいが、普通の映画だわこれ。ホラーといってもびっくり系の演出が多くてがっかりしたわ。ホラーと謎解きのバランスが悪いのかな。アングルとか展開とかももっと練り上げて怖くする余地があるはず。あと強いていうなら暗転画面に映るビビり散らかした自分の顔が怖かったわ。ごきげんよう～
