【ネタバレ注意】記憶を失ったおじさんが追いかけられながら謎を解いていく。
【主要人物】
・おじさん
・ヒロインの女性
・ゾブリスト
教授のおじさんが、突如幻覚を見て入院して追われる羽目に。知識と記憶、そして手持ちのバイオチューブから「seek and find」のメッセージを見出し、逃げながら謎を解いていく。ダンテの神曲の絵の中にメッセージが隠されている。美術館のダンテのデスマスクが謎解きの鍵だが、監視カメラを見るとなんと数日前の自分達が盗んでんのよ!
結局、追われながら探した果てにあるものは「世界の人口を半分にしますよウイルス」だったのね。ゾブリスト(すでに故人)が人類を守るために人口を半分にするという極論から作ってしまったモノで、暗号つきで隠したのだ。そのウイルスがイスタンブールにあることを突き止めると、同行していたヒロインの女性が離脱。けしからんことに、ゾブリストの女だったらしい。
この後真相が知らされるのだが、ベンザブロック的な名前の都合のいい薬でおじさんに幻覚を引き起こし記憶を奪っていたらしい。ウイルスを探すため、信者どもがおじさんを利用したということだ。ラストはイスタンブールでウイルス奪い合いの末なんとか確保できて、ダンテのマスクも美術館に返して終了。
これは良作!重要な設定が伏せられていて、みんな騙して襲ってくるという意味では感じの悪いシックスセンスみたいな位置づけで見応えがあった。記憶がないから下手に動けないというスリルや、追われているという時間制限も良いスパイスで、状況がひっくり返っても最後まで見せるパワーのある作品だった。にしてもトム・ハンクス映画のヒロイン離脱率100%じゃねーか(2件中2件)!ごきげんよう~
↓もう1件のトム・ハンクス作品