【主要人物】
・精神科医の先生
・死者が見える子供
【ネタバレ注意】オープニングからして不穏で、「明らかに暗い作品が始まります」って感じだわ。なんか栄えある賞を受賞した精神科医がいるのよ。その家に泥棒が入る。と思ったら風呂場にパンツ一丁の男がいるではないか!この男はかつての患者で、先生は撃たれてしまう。
ここで時空が移動して、どうやら未来になる。教会で先生と子供が出会う。死者が見える子供であるらしい。劇場に行けば首吊りをしている人が見えるし、さらに家にも死者が出入りしているもんだからどんどん不安定になる。大の大人(私)でさえ「おッ…!!」て声が出るわ。
先生のアドバイスで、子供は「死者と向き合い、話を聞いてやる」ことをはじめる。その結果、若くして亡くなったキラという少女のお葬式へ向かうことに。キラに頼まれた通り、ベッドの下のVHSテープをキラ父へ届けると、なんとビデオにはキラ母が洗剤を娘に飲ませていた事実が映っていた。事態はダークに進展したわ。
最後は、子供が演劇でアーサー王を演じる。劇場の死者にメイク指導をしてもらい、劇もうまくいった。さらに母親に死者が見えることを打ち明け、亡くなった祖母の話をし、涙して抱擁…。よかったよかった。一方、忙しすぎて奥さんとの関係が悪くなっていた先生だが、茶の間で寝てる奥さんに声をかけようとした段階で指輪が手からすりぬけ落ちて、自分が死んでいることに気づく(畏怖)。そして旅立っていった。
これは傑作!結末を知ったらもう一回見ざるを得ないわ。明らかに楽しくも嬉しくもない話なのに見ちゃうってことはすごいパワーがあるのよね。それがカメラワークや演出、名演であったりするわ。それにしてもブルース・ウィリスって毛があるのね(失礼)。さいしょブルースだとわからなかったわ。ごきげんよう~