ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

誰もそんなにいい思いしてない映画「スーサイド・スクワッド」

【ネタバレ注意】警察の不祥事を隠し通すために囚人が動員される話。

スーサイド・スクワッド(吹替版)

【主要人物】
・警察ども
・囚人ども
・魔女

DCコミックスのキャラクターが出ているみたい。その囚人どもが危険でイカれてるというが、言うほどでもないばかりかサタデーナイトフィーバーの子分共(人間)に劣る。なんなら警察サイドのほうがイカれてるわ。

ストーリーの利害関係としては、囚人をたばねる隊長は、奥さんが魔女にとりつかれていて開放するために戦う。警察は魔女に逃げられた不祥事を隠蔽するために囚人と隊長を都合よく使う、という構図。

最後のほうで何故か唐突に仲間意識が芽生えてるようなんだが、仲間だと言うなら火を出す人が死んだのにもうちょっと悲しみに浸ってやれよ!魔女はなんか爆弾で最後倒してて頭使わんのかい!って思ったわ。能力の掛け合わせとかしろや。よくわからん駆け引き未満のやりとりはあったが隊長の奥さんは無事に戻った。

囚人どもは最後やっすい報酬(わずかな減刑・外出、エスプレッソマシン、ケーブルテレビ)もらってまた牢屋に帰っていったわ。後半福引きじゃん商店街の。

個人的ハイライトは、一行が魔女に見せられた幻覚のシーン。こんだけ個性豊かに悪人が揃っててみんな所帯じみた家庭の夢見るんかい!

所帯じみた家庭の夢を見る悪党

せっかくのキャラクターを活かすんなら、ストーリーかアクションのどちらかに全力で振ったら良かったんだが。強いて言うなら一番映像センスが素晴らしかったのはエンデイングだわ。総じてこれまあ…なんちゅうか、ちょっとダメな映画(新ジャンル)だわね~。ごきげんよう~