書店の入口にある子供向けの本のメリーゴーランドみたいなところがあるじゃんか。子供の頃、あそこで絵本をたくさん立ち読みしていた。そうしたら、昔は「かさじぞう」だった本が「かさこじぞう」だったりするのよ。
子供心にもこれは方言だと理解できるあたり、宮城育ちの方言エリートだわ。それにしてもなんで2種類タイトルがあるんだ。絵は明らかにかさじぞうね。調べたら、やはり西日本にはかさこじぞうなど存在せず(やはり方言の問題)、かさじぞうの進化系でかさこじぞうがあるようだ。
かさこじぞうのほうが新しくて、新しく書いた際にタイトルも改められたものらしい。かさこの「こ」はなんだかメン子ちゃんゼリーと同じ味わいがするわ。いや、どっちかというと「あめ」を「あめっこ」というアレかもわからん。でも、その土地のもの(方言)が出版されて店に並ぶと思うと素晴らしいわね。しかもあれハッピーエンドでいい話だし(ハッピーエンドへの執着)。ごきげんよう~