【ネタバレ注意】2時間半という超大作。地球に衝突する予定のでっかい小惑星を内部から破壊しなければならない。そこで石油掘削業を営む男たちが選ばれ、宇宙に飛ぶのだった。
前半は、なんかNASAみたいなところと明るい掘削現場の往復(カメラが)。映画の中間地点くらいからが本格的なスタートで、宇宙に挑む。そこから死人も出始める。小惑星への着陸が失敗して2組ある宇宙船は大破、外に投げ出された人がガラスにぶつかってきて心に来るわ…。絶対取り戻さんと(ハッピーエンドで)。
ただ、変なポイントがあって、小惑星掘削中に漏れたガスによって爆死したメンバーがいたのよ。あれが分かりづらかった。あの宇宙ならガスで飛ばされただけならもう少ししたら降りてきそうなもんだし、肝心の爆発のシーンがなかった(と思う)。でも残された連中はやたら死を悟るのが早くて「お前のことは忘れない…」みたいなことを言ってたけどなんだったんだアレは。
しかしリモートでの小惑星爆破ができないことがわかり、最後に一人が取り残されて…ということに。主人公が残って小惑星とともに爆死する。エンディングまでにかなりの犠牲が出ているので相応に心が重かったわ。そういう意味で強く印象に残るから名作ね。あまりにも悲しいので、大好きな郷ひろみのデビュー曲「男の子女の子」を聴いて平静を取り繕う私。
ところが!当時見ていた母が「人が残んなくてもやる方法くらいあっただろ」と心ない言葉を向ける。そう、この映画は宇宙の設定が結構ガバガバ。一方でそれが気になる隙を与えないパワーも感じる。つまりこれはコロコロコミック好きな人向けなのだ。私と同じく素直に感動すると思うわ。それにしても、癒し系の「マイ・インターン」はこの後に見るべきだったわ!ごきげんよう~