不審さに定評がある私。今回は銀行つきそいで怪しまれた話である。ある日、母がATMで記帳やらなんやらをするのに付き添った。といっても私はすることがない。ATM横で棒立ちしていたら不審者だなと思って、そこらへんのソファに座っていた。
ところがその時、銀行のお姉さんが不審者めがけてやってきて要件をうかがったのである。失礼にならないように気を使っていただいたのがかえって私の恥を加速する。銀行のホスピタリティよこれが。
窓口からするとATM側が見えないので、来店して用もないのに座っている怪しい大男に見えたのだろう。私は怪しまれないようスムーズに回答。「あ、あど~、母のATMを待っています」と最高に情けない文言であった。ATM横棒立ちよりマシとはいえ、不審者は不審者なのであった。あれ以来窓口の用がない限り車で待っとるわ。ごきげんよう~