ステキな4コマ

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おじさんが体を張るのを楽しむ番組「サンド道楽」

東京の自宅ではBS放送が見られないので、帰省してサンド道楽(読み:さんどうらく)の録画を見るのが私の楽しみであった。しかし、この度なんと番組が終了していることが明らかになった。ホームページのお問い合わせから応援メッセージも出したのに!今回の話題は、サンド道楽という番組の面白さと体張りの尊さについて。

サンド道楽の面白さは、おじさんの体張り

この番組は40代という働き盛りのサンドウィッチマンが没頭できる趣味を見つけるという名目で、道楽ハンターがいろいろな趣味候補の企画に挑戦する。が、実態は、おじさんが体を張るのを楽しむ番組である。最後にサンドの二人にこれをやってみたいか?という問いかけをし、やる・やらないで結論を出すという構成だ。放送開始から最終回までこの番組で「やる」が出たことがない。

道楽ハンターは経験豊富な中堅、芸歴にして20年程度の芸人がやるので落ち着きと安心感がある。芸歴が長いということは、ある程度芸人仲間やスタッフに認められている人柄だったりとか、安定した仕事ぶりを兼ね備えているので、見ていて安心できる。

番組内にはサンドがVTRを操作できるボタンがある。早回し巻き戻し一時停止があるのだが、道楽ハンターの滑ったギャグを繰り返し再生するためのボタンになっている。これにより、すべったギャグも三度繰り返すと面白い理論が提唱された。

体張りの尊さについて

私は芸人が体を張る番組が大好きである。「ガキの使い」でも、ふんどし姿の芸人が体を張る企画が一番好きだったので、中止になってしまって残念だった。体張りが中止になって以来、3年以上年越しができていないことになる…。体張りの魅力は、芸人の弱みの開示と、それをもってしても裸一貫のフルパワーで臨む所にあると思う。

そんな私に、おじさんが体を張る尊い姿を提供してくれたのがサンド道楽であった。お笑いコンビ「磁石」も、サンド道楽で激しいスポーツのアクティビティを体験し、汗にまみれて後退しつつある頭部を惜しげもなく開示した。開示されている情報の度合いが高くなると、視聴者とお笑い芸人の間に信頼関係が生まれる。体を張るというのは、年齢、性別問わず裸一貫、自分の体が芸になる。どんな芸人も体を張るという行為の前には芸歴関係なく平等。全員がフルパワーで挑む姿を見せてくれるのが魅力だと思う。

サンド道楽では「巨漢の剣士」が語り草になるが、私は断然、#033のアラフィフお笑い芸人3人(ふとっちょカウボーイ、スギちゃん、じゅんいちダビッドソン)の若返りの回が楽しかった。道楽ハンターたちを休ませるべく最終回になったということで、皆さんが回復したら、またぜひ元気に体を張ってほしいところ。楽しみにお待ちしています!ごきげんよう~!