ステキな4コマ

毎日更新。実家の茶の間のようなコンテンツを発信。

「デザイン」にすら到達できない時点のものが大事なのだ。書評その17「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和

私の読書メーターより

一年ほど前に読んだ本。友人からのすすめで、わざわざKindleで購入した。デザインは実は問診のようなもので、問題を整理して見えたポイントを際立たせたり、弱点をひっくり返して強みに転換してゆくものだという。デザインとは結構地道なものなのだなあと思うが、その組み合わせで世界的デザインが作れているというのは朗報だ。華やかなデザインの世界はそこに行く前の整理が肝要なのだな。

この本は、書かれてある行動をトレースしてすごく良かった本でもある。実践したことは、机やPCの中身を整理して、いつでもどこに何があるか分かるようにすること。
机については、今週中が期限の書類を机の上に置いておく。それ以外は引き出しの中へ。PCの中身については今週中が期限のものをデスクトップに置いといて、すぐ使わないものは一時避難用のフォルダを作ってそこに突っ込んでいる。これだけでだいぶ楽になるのは驚き。

その際に、この本とは別のものだけど親和性の高いアイデアがあってそれを組み合わせた。「どんな書類でもA4クリアファイルに入れて立てて保管する」というものだった。展示会の招待券とか、変なサイズがあるのだが、それをそのまま保管しようとしてももちろん消滅する。なのでクリアファイルで強制的にA4にして保管しようというものだ。このアイデアに結構助けられて整理が楽になった。のだが、そちらはなんという本か忘れてしまった。なんか古本屋で200円で買って、読んで売ったのだが、他で見かけない。書評を書いとけばよかったなあ…

あと、メールも同じように整理して、基本的に受信トレイで仕事をするようにした。ちなみに勤め先で使用しているメーラーはOutlookうんこである。会社が使うと言うなら仕方ないか…とおもってできる限りのことをしている。
・いま手をつけている仕事=受信トレイ
・おわったもの、自分にボールがないもの=アーカイブ
・X日後にやるもの=手を付ける日に再送信

今後トレースをしたいのは、実際のクリエイティブやなにか仕事でのアウトプットへの「整理」の応用。いわゆる佐藤可士和の問診みたいなこと。本当のデザインまではこの「整理」を応用できていないので、今後はそれを実践してゆきたい。ごきげんよう~