私は自由が丘にとても偏ったイメージを持っていた。自由が丘にはおしゃれなイメージがあることは確か。ケーキや甘いものもたくさんあることは聞いていた。しかし中身は虚構だと思っていたので、土地代が9割で食べ物は実は美味しくないのではないかと考えていた。「足尾銅山の時代にヤカンが存在していたか定かではない」に次ぐひどい認知レベルを露呈している。そんな状態で自由が丘に寄り付くこともなかったのだが、たまたまケーキを食べたものだから、自由が丘のケーキは本当においしいとは知らなかった。
当時、たまたま自由が丘に用事があって疲れ果てていたので、駅に近いケーキがありそうなところに避難したのが、たまたまこの「ビブリオテーク」というところだった。おしゃれで、トイレがどこにあるかも一瞬わからない。疲れてでもいない限りこんなおしゃれな店に突撃できん。そこで今のクリスマスシーズンの売りなのか、なんかおいしそうなケーキを注文。(私はショートケーキが好き)
どこからでもいちごの断面がこっちを向いているのに感心する。食べてみるとおいしい。周りにホワイトチョコレートの破片が散っているのだが、これと絡めて食べるとおいしい。ホワイトチョコはそんなに好きじゃないんだけれども、これはおいしい。ケーキがもちろん美味しく、そんなに好きじゃないものすら美味しい=この店は美味しい。
ケーキの食感が面白くて、ドライフルーツなのかチョコなのかがポリポリみたいな食感もする。甘すぎず、食感が変わるので飽きずにケーキを楽しめる。飲み物とセットで確か2,000円くらいか。カモミールティーがあり、かつ、はちみつ(メープル?)を混ぜて飲めるのがポイントが高い。カフェインが弱い体質の人にカモミールはありがたい。私とか。
とりあえず自由が丘が人間が作り上げた幻でなくて本当に良かった。本当に自由が丘のケーキが美味しいとは知らなかった。また一つ賢くなったわ。ごきげんよう~