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秒の争いをかけ抜ける女戦士の生きざま。書評その15「共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る」ゆうこす

私の読書メーターより

「ゆうこすだと!?きっとSNSでキャピキャピしている小娘であろうフハハ」と大男の死亡フラグのような偏った先入観を持っていた私である。実際に読んでみたところ、徹底した情報開示の姿勢や鋭い洞察、北斗の拳も真っ青の骨太な修羅場をくぐった女戦士の姿がそこにはあった。Audible聴き放題対象(投稿日時点)。一言でいうと「応援してもらう人になるため、理由や想いを簡潔に磨き上げ、SNSという秒を争う世界で認知してもらおう」という本。

面白かった事項2つ

一番この本で面白かったのが「人がリツイートをする理由」だ。「思っているけれども言い出しづらい事項について、代弁してくれている」ものをリツイートするそうだ。本人は社会的なしがらみがあり発言の責任を負いたくないとかの背景があるのだとか。思えば私のコンテンツ「簿記3級!この野郎!!」も「簿記に思っていたことを代弁してくれた」と評判である(自画自賛)。

次に「応援のされかた」の事例を提示しているのも興味深かった。どのような人がゆうこすを応援しているか、どうやって応援したらいいかの事例を「#ゆうこす現象」で見ることができるのだ。とりあえずこの記事も「#ゆうこす現象」にぶち込んでおこう(かわいい女子の皆さんすいません)。

共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る (幻冬舎文庫)

トレースすべき事項3つ

やるべきことはいっぱいあるが、優先度高そうなものを3つ。1つ目はTwitterプロフィールの編集。これは早速実践した。自分が何をやっているか一言で書いて、肩書「簿記3級キレ芸人」を追加し、どういう人にフォローしてもらいたいかを記載した。相対的に前よりは人が立ち止まるようになっただろう。逆に今までのが本当に何も考えていないパンツ丸出し状態にも程がある。

さっそくTwitterのプロフィールの記載を変更してみた

2つ目は「自分のフィルターでものを見る」こと。普段の景色などをただ眺めるのではなく「これを自分のチャンネルで紹介するとしたら?」と考えて見るのである。古舘伊知郎が通学風景をずっと頭の中で実況していたというようなものだな。早速実践しよう。とりあえず大好きなパンツ丸出しに例えるとか簿記みたいに理不尽なところにキレて突っ込むところから。自分のことながらもうちょっとやりようがあるだろとは思うが。

3つ目はひたすら「なぜ」「なぜ」と考えること。これを繰り返すことによって、この世に一つしかない自分の肩書き(本書の例だと「モテクリエイター」)が作られる。なぜ簿記なの?なんで簿記にキレるの?みたいに突き詰めてゆく。これを実践したらよりブログの記事も洗練されてゆきそうだ。

青汁王子の事例といい、自分が偏った先入観を持っている著者の本は発見が多く、とてもためになる。これからも食わず嫌いせずいろいろな本を読んでいこう。とくにSNS系の話とか、自分があまり率先して新しいものを使わないので、せめてこういう本を読んでアップデートせねば。ごきげんよう~