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後天的な努力が報われるエンタメの世界を目指す本。書評その13「人生の勝算」前田裕二

私の読書メーターより

Audible聴き放題対象(投稿日時点)。ファンコミュニティの形成って、楽しいこと・好きなことで食べていきたい人があこがれる、素晴らしい喜びだと思う。応援する側にとっても居心地の良い空間にも心当たりがある。だいたいファンビジネスには知名度も必要という話にはなるが、この本は「炎上をねらえ」とか言われなくてホッとする

この作者がSHOWROOMを経営しているなら、コミュニティを健全に運営できるように工夫を凝らして演者が安心できる環境だろうと期待できる。どう露出するのかはこの本の守備範囲外なので、やはり「早速SHOWROOMでも使ってみるか」というところ

「今の世の中は、いいものを作ったからといって売れない。ものではなくこと(経験)を消費しているから」というニュアンスのことはよく聞くと思う。ファンビジネスにおいての「こと(経験)」とは、演者に足りないところや解釈の余地=余白があり、仮想敵を倒すためにファンと連帯するというストーリーだ。余白の話については、以前読んだこの本との共通点が多い。

作者は投資銀行時代の経験を活かし、無条件に相手を好きになるよう頑張っている。プライドを捨てて宴会芸から何から泥臭いことをしてお客さんの接点を増やしたという。これは、開示している度合いが高いほど信頼関係が構築されやすいというアレだ。楽しませてコミュニケーションを取るのがルールであるという。協力者やファンを増やす視点でとても大事だと感じた。

この本でトレースできていることは、お客さんに情報を開示して覚えてもらってコミュニケーションが取れることだ。私の場合はカラオケで大騒ぎ(珍妙な踊りを披露)をするのが大好きで、レパートリーも会うたびにどんどん増やしていったり、意外な組み合わせを試しているので、それを喜んでもらえるのだなというのも、著者の経験と重なる。

これからトレースすべきことは、喜んでもらえている珍妙な部分をマネタイズに持って行くことである(SHOWROOMを使ってみようと思う)。まずはチロルチョコを買えるところから、0を1にすることが大切だと思うので、やってみる。

最近書評を書いて「実践して3ヵ月後に追記をしよう」というのが多くて、「いいことだな」と感じている(自画自賛は大事)。これを振り返るのは2月すぎくらいになるかな?ごきげんよう〜