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「『きっと正しいけれどまだ証明されていないこと』に取り組む物語」書評その2「ゴミ人間」西野亮廣

読書は結構しているのに簿記より身につくのが遅い、それはアウトプットが無いからじゃん!ということで一刻も早く100冊読んでアウトプットして行動しなきゃ!という企画の2冊目。

ちなみに、私の読書方法としては基本的audibleを早回しで聴いて、スマホのリマインダーにメモを取ってその日か翌日のうちに読書メーターに書き出すようにしている。audibleは本の値段を考えると月に2冊聞けば元が取れる。audibleは効率悪いとも言われるが、運動のため歩きながらaudibleなのだ。ジムとか行きたくないので1日最低10,000歩あるいている。

読書メーターの書評

かつて「人がやらないことをやる」と言うのは、岡本太郎みたいなとんでもなくクリエイティブで天性のものというイメージがあったけど、実は枕詞が隠れていると思う。「そのフィールドにいる人がやっていないことや、難しいことをやる」のような感じ。だから、今の「絵本」というフィールドを整理して「人がやっていなくて自分が強いこと」を探していったのではないかと思った。

まずフィールドのことを知る段階では、自分の行動=買うものと買わないものを徹底的に書き出していった話も楽しい。そして、本の内容の無料公開も、絵本というフィールドのことを知っていたからちゃんと勝算があったのね。それは、本は使う人(子供)と買う人(大人)が違うので、3つの価値のうち情報としての価値を公開しても、本の価値は損なわれない=読み聞かせのため買われる余地があるということ。親は自分が知っている事や読んだ本を子供に引き継ぐので、プペルの絵本を「知っている」ことにすることが肝要だと言う話だった。

さらに、そのフィールドにいる他のプレイヤーが難しいことも実践した。自分のアドバンテージは「時間」にある。なぜなら、専業の作家の多くは「数年かけて作品を作って売る」ような収入が途絶えるリスクのあることはできないため。今の仕事と並行して取り組んだのだそう。

また、コミュニティの話につながってくるけれども「共犯者」を作り、巻き込んでいくことも絵本のフィールドではまだ行われていなかった。一人一人がSNSで発信者となっていく流れ=発信したがっている を掴んで、特にやりがいのある=発信しがいのある仕事を積極的に売り出したという。お客さんはコミュニティへの参加と、発信できるような経験を買ったということになる。

最後に、マメであることも大切だと感じた。今お試ししている西野メルマガは毎日配信で、今の「プペル」のミュージカルの運営などについて戦略的に起こしている行動・その理由にフォーカスして書かれているものが多い。また、BASEで新しい商材を取り扱う際にどうやって人を減らすか=創作のためのお金をどう確保して行くか、という話が結構具体的にされていて、すぐ自分でも再現できそう。面倒見が良さそうな文というのか、マメな印象を感じた。やはりお金持ちになる人にはマメな人が多い。。。

この本の経験を活用して、自分の好きなフィールドについて「そのフィールドにいる人がやっていないことや、難しいことをやる」をやってみようと感じた。