ステキな4コマ

毎日更新。実家の茶の間のようなコンテンツを発信。

伝説のクソゲー「デスクリムゾン」のサントラを購入

ごきげんよう!

今回は、伝説のクソゲー「デスクリムゾン」のサントラの話だぞ、気をつけろ!...というのも、私はクリムゾナーなのである。クリムゾナーとは、伝説のクソゲー「デスクリムゾン」の熱狂的なファンである。

デスクリムゾンとは

「デスクリムゾン」とは、セガサターンのガンシューティングゲームであり、物語に登場する銃の名前である。ゲームが製品としての水準を満たしていないと判断されたため「クソゲー」と呼ばれる。しかし「伝説の」クソゲーなのである。単なる手抜きではなく、設定を詰め込みすぎておかしくなった故の前衛性や、「せっかくだから」に代表される狂気のセリフ回し、単体で聞けば良質のBGMなどの要素でカルト的な人気を博した。

f:id:joker-dandy-joker:20190623155234j:plain

↑主人公のコンバット越前。モデリングがずれて片足立ちになっている。好物は焼きビーフン。オープニングでは、越前の股間あたりからタイトルロゴが射出される。

検索するとすぐ出てくるのでこれ以上の説明は割愛するが、そのデスクリムゾンから唐突にサントラが発売されたのである。私は突き動かされるものを感じて購入した。CDで欲しかったのだが、CDを再生する手段が無いため泣く泣くデータで購入。

デスクリムゾンは、私に勇気と狂気を与えた伝説のゲームである。このゲームのおかげで人生初めての一人旅の行き先は新大阪(デスクリムゾンのファンイベント・デスクルーズ)になったのである。そこで当時最年少のクリムゾナーとして皆さんとふとした事から友情を交わしたのだが、それはまた別の話...

サントラについて

BGMは、ゲーム本編では甲高い音で鳴り響くのだが、サントラではどうだろうか?すると、素材の味を活かした素晴らしいアレンジの狂気が私の耳の中へと流れ込んできた。ジャンルとしては、プログレッシヴ・ロックというらしい。この音楽が、デスクリムゾンの前衛性に拍車をかけていることは言うまでもない。

曲は、当時の打ち込み方を再現しているとのことなので、ゲームの良さを残しながら表現が大幅にアップグレードされたものとなっている。甲高い電子音ではなく、心地よいシンセサイザーや透き通るようなギターの音が入ったりと、新鮮さを感じられる。Amazonのレビュー欄は一見の価値あり。

Death Crimson Soundtracks

Death Crimson Soundtracks

↑デスクリムゾンのサントラ。レビュー欄は訓練されたクリムゾナーたちであふれる。

この素晴らしい狂気のサントラ、作曲者は、アコーディオン奏者の渡辺邦孝さん。4gamerのインタビュー記事(下記リンク参照)では、「音楽で人を楽しませたい」という心やプロフェッショナルとしてのプライド、そして明るく優しい人柄が溢れ出ている。そして、やはりデスクリムゾンに込められた創意工夫はこれほどにも豊かなものであったかと感じざるを得ないパワーを持っている。いつか直接お会いしてみたい。。。

↑4gamer記事。過酷な制作秘話は、思わず「オーノー」と言ってしまうほど。

一番好きなトラックは「宇宙船」。ラストダンジョンの曲だが、そうとは思えないような、軽快で浮遊感を持つ一方でわずかな神秘性を持つような独特な曲である。曲が盛り上がってくると、ゲーム通りに側転もしたいところだ!

全体を通してこのサントラの大好きなところは、\\デン!//という音が全体的に強調されて、曲の盛り上がりやメリハリがはっきりしているところである。また、キラキラキラキラ...の音が好きだ。人生で聴いてきた他の曲にはないほど多用している。きれいな音が世界観をより一層盛り上げているので、並大抵の狂気ではない。

 サントラはどれも1つの楽曲として、とても印象深い曲だと思うのでぜひ聴いてみてもらいたい。楽しいぞ!それにしても今回は、特に好きなものを話すので、つい力が入ってしまった。次の機会にも、これと同じかそれ以上に力を入れて書くぞ!気をつけろ! そしてこの記事も、クリムゾン同様に進化する可能性が...(全トラックの感想を加筆とか)ごきげんよう~