ステキな4コマ

毎日更新。実家の茶の間のようなコンテンツを発信。

レア新聞「シルバー新報」

シルバー新報

お試し購読をお願いしていた「シルバー新報」の話。なぜシルバー新報を取り寄せたかと言うと、私の4コマを掲載してくれる媒体を求めて、独自に調査するためなのである。

シルバー新報との出会い

「私のこの『ステキな4コマ』は世界中で読まれるべき」という考えから全ては始まった。まだ読んでいない日本国民がいるので、適切な媒体に掲載して知名度をあげようと考えたのだ。

まず媒体を選ぶにあたり、親和性の高い層から攻めようと考えた。しかし一体この漫画がどこの層に読まれているのかが分からず、ただ「新聞4コマ」系の属性ということは分かっていた。(読者や★をくれるメンバーからすると、年代性別は万遍ないのかな...!?いつも見てくれてありがとうございます!)

さらに、主人公である私の次にじーちゃんばーちゃんのマンガの評判がいいことを受け、これはお年寄り向けに発信すると有効なのではないかと考えた。お年寄りは病院や老人ホームや午前中のカフェに集まるので、それに関する情報が載っている媒体を調べた。過程は省略するが「お年寄りが読みそうな新聞」として取り寄せたのがシルバー新報である。

シルバー新報3

そして取り寄せ申込み直後に気づいたのが、これは老人ホームのお年寄りが読む新聞ではなく、老人ホームのお年寄りをケアしているスタッフが読む新聞であることが判明した。とはいえ、せっかく無料で手元にある&珍しい新聞なので、ありがたく読ませていただくこととした。

シルバー新報の内容

シルバー新報は、環境新聞社が発行している福祉の専門誌で、届いたものは12ページあった。毎週金曜日発行である。開いてみると、普通の新聞と同様に、国会で決定した事項とその影響などが書いてあった。あとは、事例紹介や本の紹介などである。介護スタッフの他に施設運営社も見るからか、お金や税金の話も多い(消費税率10%ということもある)。

シルバー新報2

具体的には、下記のような記事が載っていた。

・高齢者住宅の食事が軽減税率の対象となる、という記事。(「有料老人ホームなど高齢者住宅..」と記事にあるので、定義があるのだろうなと考える。Googleで調べてもすぐ定義は出ないが、要介護ではない高齢者が住まい、日中はスタッフが居る建物であるようだ。)

・消費税10%になると、行事食は10%課税ですよとか、レストランで提供する場合は10%課税ですよいう記事。だいぶ複雑そうである

・ケアマネジャー試験の回答も記載してあった。

・介護施設のお年寄りと一緒に考えようということで、もし自分が余命半年だったら、というゲームを通じて「もしもの時」を考えるという記事。

・どの器具でどういった事故が最多であるかの記事。

・ケアマネジャーの労働環境・報酬についてであるとかの記事。

 

記事の中で特に興味を引いたのは、介護系の見本市(第45回国際福祉機器展H.C.R2018)のところである。定番の杖系・おむつ系・介護アーム系などある中で、補聴器系が面白かったので記載する。電気を使わない補聴器で、本人の聞く力も自然に高まるという、共鳴を利用した装置である。

本人の聞く力が高まるだなんて、今からぜひとも装着して、人間の可聴域の外の音を拾えるまでに修行してみたいものである。各製品がレンタル対象かどうかが記載してある点も興味深かった。

シルバー新報4

↑画像:補聴器と修行の成果(出ません)

 

これがシルバー新報の全貌である。この新聞にマンガを載せることはあまり有効でないことが分かった(しかも漫画自体乗っていない硬派な新聞)。しかし、調査のために取り寄せたことでマンガのネタになり、福祉系の見識も深まって知性に磨きがかかった。なんでも取り寄せて見るものである。大変有意義な経験となった。ごきげんよう~