ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

滑ってるがつまらなくはない「ピンクパンサー」

キッズの頃にこれ劇場で見たはずなのよ。そのときはそんなに面白くないなって感じだったけど、改めて見るとそれは少し間違っていたことに気づく。ただし、少しあたってるのよ。

ピンクパンサー

まず、コメディ映画としての演出に問題があるわ。ベタすぎてぜんぜん笑いどころがないのよ。これを見て当時の私は面白くないと判断したんだわ。正しいわ。でも大人になった今見て、じゃあ視聴をやめようとは思わないのよ。これがこの映画の不思議なところ。正直コメディの質を上げてほしいが、むしろコメディのトーンを落としても通用しそうな感じなのよ。

クルーゾーという無能警官がいて、ピンクパンサーダイヤが盗まれた事件の犯人を追うためにあてがわれるのよね。それで行く先々で騒ぎを起こすという、それだけの話よ。これだけ聞いてるとコメディ部分が機能してないって致命的な感じなんだけど、なんだかんだ最後まで見てしまった。

コメディが全部つまらないかと言うと1割くらい面白い。たとえばコメディの中でもパワーのある演出があるのよ。水槽のピラニアの食いつきが異常に良い。CG丸出しなのよ。ここだけ少林サッカーみたいなのよね。こういうパワーのある演出を増やしたほうが笑いどころが大きいわ。

この映画、なんとカメラワークと演出はそこそこいいのよ。間合い由来のテンポの小気味良さがある。特に、フランス出身?のクルーゾーが英会話講師にハンバーガーという単語を習う一連のやりとりは、センスがあると思ったわ。ギャグとしては滑ってるけど、会話として見ていられるのよ。それって不思議よね。

最終的にクルーゾーは事件を解決するんだけど、それは参考人への尋問が鍵だった。明らかに中国語が理解できてないだろという演出をしておいて、クルーゾーは中国語が理解できていた。万の嘘(というか間抜け行為)に1つだけある真実が武器、というのはけっこう良かったわ。やっぱりこの映画一筋縄ではいかないのね。

思い返せば、これのコメディがベタだと突っ込むのはMr.ビーンやジョニー・イングリッシュがベタだというような野暮なことなのかもしれない。私も少し大人になったわ。とはいえもうちょっと面白いといいんだけどね…。そんなわけで、これは意外にも良作(★★★☆)だわ。子供の頃見た映画も見てみるもんだわね。ごきげんよう~

香川県 高松 旅行レポ

聖飢魔IIのミサのために香川県まで行くことに。むかーし愛媛旅行で飛行機乗ったはずなんだけど、それもだいぶ前だからつまるところ私は飛行機が初めての状態。手元には大慌てで買ったJALのデジタル航空券。タッチ&ゴーだって言うのよ。でもどこでタッチしてゴーするのかわからないから、もうガクガクよ。

保安検査場~カフェ~また保安検査場

保安検査場に人の列ができていて、自分の便は3時間も先なのに近くに張り付いて、保安検査のやり方のビデオをまじまじと見つめる。いっぱいあんのよ保安検査場も。どこから入るのかしら。

早朝に来たのでカフェぐらいしかあいてない。ついスタバを選びがちだが、そんなベタなことしてるとダメな映画監督を笑えないわ。ちゃんとここにしかなさそうな店に入ったわよ。LAT.25という店ね。ここで注文したのはいちごミルク。いちごジャムとホイップは基本見た目としての参加かな。潰したイチゴが入ってる。ミルクが練乳入ってるかなというくらい甘くて甘党の私は大満足。

とりあえずJALの保安検査場へ。上着も検査に出すらしい。スリッパに履き替えるのかと思ったら履き替えなくていいですって言われたわ。このゲートを通過するわずかな間に発行されたご搭乗案内レシートはしわくちゃになる。やれやれと荷物をまとめて保安検査場を後にする。

立ち食い寿司(まずい)

このあと寿司を食べようと思ってたから予定通り立ち食い寿司に入ったわ。これは…まずい!!やはり羽田空港だと難しいのかしらね、鮮度が終わってる。もう身を保ててなくて見た目からしてアレなのよ。赤身が曇ってて、赤身由来の味しないのよね。中トロは脂は感じるわよ。脂はね。大トロがようやく店に並ぶかなって感じ。一番美味しかったのはお茶だよ。高くてまずい店久々だわ。はま寿司ってすごいんだわ。逆にここの流通網どんだけボロボロなんだよ。魚とか通過するでしょ空港なんだからって思っちゃうわね。でも、立ち食い寿司という人生初の経験ができたわね。

飛行機

タリーズでロイヤルミルクティーを買ってバスラウンジに持ち込む。ゆっくりブログ書いてたら時間になって搭乗案内がある。グループ1、2(なんかの会員)から先に案内されて、そのあと庶民どもが乗るらしい(私はグループ5)。搭乗したら薄暗いのよ。みんな窓閉めてんのね。化粧室のご利用はお控えくださいなのは出発間際だからなのか庶民だからなのかわからない。

トイレの使用を禁じられた庶民がいよいよ離陸する。私この鉄の塊が空を飛ぶことを信じてないのよ。だから怖くて怖くて離陸が。機体が動き出す。救命胴衣の着方などの案内ビデオをまじまじと見つめる私。はるか前方のおっちゃん席の唯一あいてる窓から外を見て「まだ飛んでねーのかよ!(ビビリ)」。結構長い間滑走路にいたわよ。くる時もバスだったから滑走路の辺鄙なところ(当社比)なんでしょうね。まもなく離陸しますとのアナウンスが恐怖を煽る。

映画見て集中しとこうと思ったんだけど怖くて映画に集中できないわよ、浮遊感が怖いのよね。もしこんな怖い中でハイジャックとかあったらさらに怖すぎる(国内線)。ここでお飲み物のサービス。台車が通れるくらい機体が安定したんだわ。コーラを飲んでご満悦。やっと一息ついたわ。

着陸ではまた浮遊感があって怖いわね。着陸するって言ってから結構時間あるわよ。機体が揺れてそろそろ酔いそうだから映画見るのはストップして座席の手すりにしがみついてたわ。降りる時ももちろん庶民どもは後から。降りるとうどんが出迎えてて、ここに死ぬほどうどんがあることを予期させる。

うどんのお出迎え

リムジンバス~商店街

高松空港から高松駅まではリムジンバスで50分くらいらしい。それはもうこの空港は高松名乗っちゃダメよねえ。仙台空港が名取にあるのと一緒だわ。高松駅について、ここでお昼に立ち寄るんだけど長くなってきたから食レポとして独立させたわ。後日公開。

高松駅から歩くと商店街があって、日本一長いらしい。閑散としていて私好みだわ。トイレのために立ち寄った三越の館内アナウンスがサンドウィッチマンのアナウンス学院のそれ。「ほんじつーは…」で始まる。まさかあの喋り方に元ネタがあったとはと驚愕したわ。このあと宿泊先のドーミーインに到着して、あとは無事に聖飢魔IIのミサへと行くのであった…

↓ミサレポ

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帰りの高松空港

コシのあるうどんみたいなベンチ

高松空港は帰りのときに長く滞在したのよ。うどんを食べて、コシのあるうどんみたいなベンチに座る。ポケモンのヤドンとうどんの雑なコラボはけっこううまくいってると言えるわ。気の抜けたデザインのヤドンの和三盆菓子をおみやげに買う。富士山のキットカットもお土産に買っちゃったんだけど、富士山関係ないだろと思ったら讃岐富士という山があるらしい。

案内を見ると、ショップ・レストラン・カフェ・うどんみたいに書いてあるのよ。レストランとうどんは同じくらい大きな括りなのね。シュールだわ。

ショップ・レストラン・カフェ・うどん

高松空港は休日の昼とは思えないくらい人が少なくて本当にいいところよ。香川全体がのどかな空気で、チャンスがあったら2泊3日以上でまた来たいわね。海を見たりもしたかったが、プランを練る時間がなかったからこんなもんだわ。素晴らしい安らぎとうどんでした。こうして振り返ってみるとほとんど飛行機ビビリレポだわね。ごきげんよう〜

むかしの愛媛旅行↓

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不穏・リアリティ・無情「おんどりの鳴く前に」

おんどりはこの作品で不穏さを象徴するアイコンとして時々出てくるのよ。 冒頭、おんどりが入ったカゴがトラックの荷台に積んである。このカメラワークだけでこれは良作ではないかと予感したわ。黒の色彩もいい。モルドバが舞台ということで、いつものアメリカ映画とかとはちがった趣がある。

おんどりの鳴く前に

共同購入した物件を売って果樹園をやりたいっていう主人公の会話から始まるのよ。そしてこの村のなんともいえない「住民にとっては居心地いいんでしょうね感」と退廃的な感じが演出される。主人公は警官で、新人が配属される。

警察署にはシーツが盗まれたとかどうでもいい事件が来るんだけど、そのあと殺人事件が起こるのよね。のらりくらり過ごしてきたやるきのない公務員かと思われていた主人公が新人にテキパキ指示出してて結構頼もしいのよ。こういう意外な情報の出し方がこの映画は優れている。

40分経っても事件が進まないんだけど、ずっと見ちゃうのよ。やはり演出が優れているとはこういうことね。村長のおかげで村が暮らしやすいとか、村がどんなところかもわかってくる。

そんな中、主人公の自宅に村長と神父が訪れて、実は村長が犯人だから一緒に隠蔽してくれないかって話になるのよ。果樹園を安く売ってくれる約束までしちゃうのよね。個人的ハイライトはこの後の主人公。夢がかなったが犯罪に加担しなければならない男の反応が生々しく描かれてるわ。テレビの音がうるさい薄暗い部屋で立って酒を飲むのよ。喋らないで演出で感情が表現できてるわね。

そんなわけで主人公は熱心な新人の目をそらさなければいけなくなる。殺された人の奥さんのところに行ったりするが、食べかけの皿が扉の向こうに見えたりと、生活感ある小道具の配置もナチュラルで、監督のやる気を感じるわ。ここで、その家の子供を寝かしつける場面があり、主人公は子供にも優しいという意外な一面が明らかになる。こういう情報の出し方がうまいのよほんとに。

熱心に聞き込みとかしちゃう新人から「話があります」と言われる。外でタバコ吸ってたんだけど中で話をしなければならない。その時の一連の動作も素晴らしかったわ。タバコを吸いながら考えて、さらにコーヒーを飲む。ここが本当に悩んでいる人間の間合いなのよ。何言うか考えてるのねって伝わる。完璧だわ。

主人公は実は結構口も回ることも発覚する。この事件の捜査中止は自分の意向ではなく上のさらに上だというところから話して丸め込む。ところが、今度はこの部下が殺されちゃうのよ。せっかく止めたのに。また村長がやったのかって問い詰める。その口ぶりからは本当に部下を守ろうとしていたことが伝わる。そのためにあれだけ口を回していたのね。こういう後出しがこの映画は素晴らしい、何度でも言うわ。

最終的に果樹園の権利書を村長からもらうが、このシーンが地味なのもいい。もはや嬉しい出来事ではなくなっている、悲劇の引き金なんだわね。現実ってこんなもんですよ感が出ててとにかくリアリティだわね。さらに、殺された人の妻も村を出ていく羽目になり(どうやら追い出された)、主人公は昇進。シワひとつない、肩の階級印が1つ増えた制服を着る。

そんで話どうなるかなと思ったら、銃を持って村長グループのいる河原へ行ったのよ。見過ごしておけなかったのね。でも、ここで盛り上がるのではなくむしろ背景音は無音、ただ銃撃戦をして一人ずつ怪我を負って殺されていく。戦いの最終決着は河原に遊びに来た第三者が銃声を聞くかたちで表現されるのも文句なし。その場にいた全員が死亡して、おんどりが映ってENDよ。

演出のレベルが高くて私好みの映画だったわね。とにかくリアルで淡々として進む。情もあるんだけど映画の演出が無情だから映画全体が淡々としているのが素晴らしい。人によっては展開に抑揚がないと感じるかもしれないけど、この演出レベルなら十分我慢できるわ。これは良作(★★★☆)ね。久々の無情系映画だったわね。ごきげんよう~

↓これ好きな人が好きそうな無情映画(傑作判定)

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見どころなし「私がやりました」

最初はドラマのカメラワークなのかなって思ってたのよ。衣装とか街とかは気合が入ってるのがわかる。でも、それだけなのよ。

私がやりました(字幕版)

プロデューサーが殺害されて裁判で正当防衛となった女優が有名になっていく、そしてもう一人、自分が犯人だという女性があらわれて、犯人の座をかけて争う。プロットは面白そうなんだけどね…。

演出になんの工夫もない、そしてセリフが長くてなんでも喋る。映像で補完するということを知らないのよね。なんかコメディチックに作られてるんだけどベタで間合いも変だから全然面白くない。三谷幸喜みたいな映画が作りたかったのかなって感じだわ。

テンポが悪いのも非常にまずい。映画の半分でようやく裁判が終わるところよ。嘘をつくならつくでメリハリをつけるとか、危険な領域に踏み込んだことを演出で盛り上げるべきよ。プロットでストーリーの大枠がバレてるんだから間を埋める演出が面白くないと見られないわよね。なんかセリフも頭に入らなくなってくる…。

なにこの映画(ド直球)。私も香川から帰ってきて疲れてるし、忙しいのよ(一丁前)。ここまで出来が悪い映画に費やす時間はないわ。最悪なのはフランス語だから視界の端で再生しててもなんの情報も得られないのよ。

これ裁判が終わったところで視聴断念したわ。なのでこの映画は視聴不能(☆☆☆☆) 判定ね。もうこの映画を見て新しい情報はおろかツッコミどころもないんだろうなって思うともう視聴することが出来なかったわ。もう一人の女が現れるまで私の精神が持たなかったのよ。もう気にならんわここまで来ると!この映画のレビューは正直今までの中で一番苦しいわね。これ旅行疲れだけのせいじゃないから絶対! ツッコミどころだけはあった108時間(視聴不能判定)なんかまだ可愛げがあったわよ。ごきげんよう~

↓まだ可愛げがあった映画

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聖飢魔Ⅱ GREAT BLACK MASS TOUR「SEASONⅡ」香川レクザムホール 参拝レポ

【ネタバレ注意】ドーミーで早々に風呂に入った私はシャンプーの香りをさせながら高松駅の近くまで来る。と、潮の香りがしてくる。レクザムホールに近づくと、まだ徒歩3分あるはずなのにもう信者さんの入場待機列が!様々なファッションの信者さんがいて、法被(今回のミサツアーから販売のグッズ)もかわいいな、などなど考える。時間に余裕があるから近くの岩に腰掛けて列が短くなるのを待つ。夕日で温まってんのよ岩が。お尻があったかい。列が途切れる気配がなくて埒が明かんと思って列に並んでスムーズに入場したわ。

開始前トーク~聖飢魔IIお出まし

ステージには結晶のような白い石のセットが組まれ、背後に横長の巨大スクリーン。開始前のトークはルーク参謀。「僕と君と絆」という曲を作曲したとこのとでご披露される。「柄にもない曲だなあ」と信者たちが感じ始めたころ、サビで「悪魔物品を買ってくれ〜♪」とともに猛烈なグッズ紹介&宣伝が展開され会場は大爆笑。

「Season Ⅱのテーマ」が流れ始め、信者の手拍子が響き渡る。Season Ⅱ大教典のビジュアルと同じく空の下に並んだ聖飢魔IIのシルエットが現れた!私はもうここで涙。さいたまスーパーアリーナのミサからの接続を思うともう…。

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「Kiss U Dead Or Alive」~「Is Everything In Reverse? 」

「Kiss U Dead Or Alive」から始まる。完全に新しいミサなんだと確信する。そのあと旗を掲げ信者を導くように「Next Is The Best!」。そして「地獄のMaking Love」、ここから初めて演奏される楽曲がお目見え。この曲は上位に印象に残っている。なんとなく水の中にたゆたうようなイメージを膨らませていたのだが、スクリーンにはステージの結晶のような透き通ったイメージ。この曲の新しい一面を知ったような心地だわ。

トークをはさんだのちに「Cub The A.I.」。この曲もミサでの演奏が楽しみだったので嬉しい。ついで「I See You!」が演奏された。これをずっと待っていたわ。「Season Ⅱ」で一番お気に入りの曲なのよね。背景の映像演出も心電図由来のシンプルなもの。映像でこれしか情報がないのがこの曲の情緒をますます盛り上げているわ。

続いて「Is Everything In Reverse? 」やはりバラードはミサでの聴き応えがある。大教典を聞くとイヤホンの性能に依存するが、ミサでは音圧や息遣いが違う。その息遣いを最も強く感じられるのがバラードよね。その場で語るからこそのゆらぎが歌に反映されていて、語りかけられているという実感を強く持ち、歌の世界に入っていく。白い舞台がライトの色を拾う。 特に青と白のライティングなのよね。私がSeason Ⅱ に抱いていたイメージとぴったりだわ。

トーク~「老害ロック」~「Oblivion」

ここでトークで、今回は期間が明示されていない再集結だということをお話される(嬉しい)。メンバー紹介をするものの構成員の皆様は満身創痍。今回は香川ミサだが、なんとルーク参謀は小麦を食事制限していてうどんが食べられないのだという。「(悪魔物品を買って)応援よろしく!わかってるよな!」という圧力を信者にかける。ジェイル代官の入院エピソードが展開されるが、治療の話を聞いているうちにあまりの壮絶さに血圧が下がってロボコップ見たときみたいになってしまって、ちょっと座って水を飲んで復活したわ。

曲の最初にDiscrimination(差別)という言葉が掲げられ、 「Galaxy Of Black Hole 」が始まる。不思議な手持ちカメラでステージから撮影する。背景のスクリーンが映り込むと構成員のシルエットが無限に続き、楽しいブラックホールに吸い込まれているかのような心地。そして、みんな大好き「老害ロック」。最終盤での老害トークはヤドン(うどんと似ているという理由だけで選定された香川県のポケモン)が強引だという話と、ならラドンでもいいとかグドンでもいいという話に。カミソリシュートに「そこの老害!例えが古い!」と言われるオチ。

このあと「Oblivion」。この曲は特にミサで見ることの意味やインパクトが大きいように感じた。”静止”が映えるよのね。曲で聴いてると継ぎ目なくゆったりと流れていくイメージなんだけど、閣下の実際の動きが伴うとこの曲にさらにメリハリを感じるようになる。より締まった印象になってすごく驚いたのだわ。最後にライティングが一瞬変わって目を引くし、特にこの曲は演出が慎重に設計されているのではないかと感じたわ。

10分休憩~少女の悲鳴のコーナー

このあと10分休憩でDJはライデン殿下が担当。寄せられた質問に回答していくが10分はすぐ経過する。「緑色の雨 (ライデン殿下作曲)」がゆったりと流れて、そのあといつもの聖飢魔IIが出てくる気配が漂い始める。そしてなんと演奏されたのは「GO AHEAD!」のイントロ!そして棺桶が運ばれてくる。閣下がお出ましになるが、それはいつもの聖飢魔IIとは全く違った印象をもたらし、私はまた涙を流す。

そしてライティングの雰囲気が明らかに変わった(というかいつもの聖飢魔IIの赤基調に戻った)と感じたので、やはりSeason Ⅱは今までにない新しい聖飢魔IIの姿なのだなと確信する。「地獄の皇太子」で駆け抜けてからのトーク。聖飢魔IIは常に未来を作っている、そして信者はその共犯者なのだ。

ここで蝋人形の気配がする、少女の悲鳴のコーナー。ここの閣下のお話でオリーブが香川で栽培されて広がったという話を初めて聴いた。話題はいろんな悲鳴に飛び火し、「崖から落ちるような悲鳴」というルーク参謀の持ちネタが披露される(会場大爆笑)。信者への演技指導も入り、お手本を披露される閣下もさすがの落ちっぷり。

「FROM HELL WITH LOVE」からのラッシュ

「FROM HELL WITH LOVE」も嬉しい。曲の中盤から「THE OUTER MISSION」に展開。STAINLESS NIGHTのようにマイクスタンドが発光するが、最初(GO AHEAD!)と同じで、見慣れたはずの演出で違う印象を与えてくる。「BIG TIME CHANGES(キーはロンドン公演のもの)」から「恐怖のレストラン」へ。嬉しい驚きしかない曲のラッシュ。そしてゼノン和尚のベースソロへ。ジェイル代官があの不思議カメラで撮影、閣下のおもしろキーボードも炸裂。さらに「蝋人形の館」。最後に「FROM HELL WITH LOVE」の最終部分へと接続し、ロングシャウトとともに紋章が浮き上がる演出はまさに荘厳な宗教儀式そのもの。とてつもない情報量だわ。

ゼノン和尚のベースでスクリーンに流れるDR XENON ISHIKAWA という赤大文字がかっこいい。ベースのリズムとビジュアルが調和していて和尚の展開する世界に引き込まれていったわ。前回ツアーの有害ロックの時といい、聖飢魔IIはやはり日本のバンドで、かつ言葉をあやつるバンドなので文字で表現されるビジュアルにすごく重厚な雰囲気がある。もっと文字に寄った表現もスクリーンで見てみたいなと感じさせる。 

アンコール~終了

会場の都合でアンコールを省略し、「LOVE LETTER FROM A DEAD END」が演奏され、疾走感そのままに締めくくられた。あまりにも鮮やか。そして聖飢魔IIは次の地へと旅立っていった…。

最後に閣下が歌う「22歳の別れ」が新しく発表された。切ない終わりだわ。 最後は閣下よりアナウンスで「ちゃんと楽曲の英語を日本語訳しろ(意味を調べろ)」とのお言葉を賜る。いま全曲レビューも書いてたからちょうど調べていたのでちょっとホッとする私。会場が明るくなっていつもの死ね死ね団のテーマが会場に流れて終了よ。そのあと、Season Ⅱの中でもミサで演奏されなかった曲が流れていったわ。会場を後にして、ドーミーインに戻ってご機嫌に大浴場に入って、幸せな気持ちのまま就寝したわ。香川まで来た甲斐があった。ごきげんよう~

↓これ以前のミサレポ

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こういう映画を見たかったのよ!「セルフレス/覚醒した記憶」

正直邦題のセンスで不安があったが、カメラワークが良さそうで期待大なのよ。余命半年の資産家ダミアンが新しい若い肉体をもらって人生を送る話なのね、プロットも面白そう。偉大な頭脳をそのまま死なせるのは損失だから新しい肉体を与えるみたいな会社があるのよ。そこの連中が移植をしてくれる。

セルフレス/覚醒した記憶(字幕版)

持病の症状で911コールしたら駆けつけた隊員がその会社の職員で、死から転生への流れが鮮やか。透明なMRIみたいな機械の中へ入っていく不安感や息苦しさもよく出てる。

新しい肉体を得るのも20分以内とテンポも良好。新しい肉体の拒絶反応が起きて、幻覚が見えたりするようになる。それを抑えるために提供された薬を飲まなきゃならないのね。この不便な制約も物語を盛り上げているわ。

幻覚に実在の景色が見えたことにダミアンは疑問を持つ。移植会社の連中に聞いてもはぐらかされるどころか、「ラテン系の女性も幻覚ですよ」と、自分が口にしていない特定のワードを口走る。怪しいわね。この怪しさの出し方もこの映画は絶妙で素晴らしいのよ。

幻覚で見たパンプキン型の給水塔のところへ行ったらなんと実在し、その近くの民家に女性が住んでいる。ダミアンを見て自分の夫マークだというのよ。つまりダミアンは中古の肉体をつかまされたわけね。ダミアンは人殺しをしてまで肉体を得る気はなかったから移植会社と完全に決別する。移植会社の連中が後を追ってきて戦いになるが、このマークの肉体は強いのよ。この肉体の背景やスペックも妻との交流を通じて少しずつ明らかになっていく。

この映画はやはり演出が優れていて、マーク妻とダミアン2人でやり取りし、正体を話した時の肝心の反応は車の中で待たせている娘の視点から映すのよね。声はくぐもって身体反応しかわからない。これによって積極的に言葉を発さない娘でもストーリーの中に目撃者として組み込まれ存在感が高まっていく。本当に演出が巧みだわ。娘が機械音をたどって部屋に入るシーンも一枚の絵になるよう撮られていて見事だわ。面づくりもしっかり行なっているのね。

薬を飲むとマークとしての記憶が少しずつ消えていくというから、薬に頼ることもできなくなってくるダミアン。こうなった以上マーク妻と娘が命を狙われるので、匿いながら戦う展開に。

移植会社も同じ人間をもう3回くらい生き返らせたりとかなり危険な香りが出てくる。ダミアンは最終的にトップの男を殺害、最終的に薬をやめることでマークの人格を肉体に取り戻させ、ビデオレターで今までの経緯をマークに説明してダミアンは消滅するというENDなの。終わり方まで素晴らしいわ。

こういう見応えのある映画が見たかったのよ!設定も物語を面白くする制限のあるもので、キャラクターの思想がちゃんと行動に出て、カメラワークで感情を語って、どれも大満足の水準だわ。実はこれストーリー途中で展開がわからなくなった部分があるけど大枠として妻と娘を助けるに沿って動いてるから迷子になることもなかったわ。

これは素晴らしい良作(★★★☆)だわ。映画ってこうあるべきよ。こんな映画にまた出会いたいわね。ごきげんよう〜

監督しか理解できない映画「ウルトラヴァイオレット」

早々にもうカメラワークも望み薄で、登場人物が何か世界観をごちゃごちゃ喋っている。それを映像で見せてくれよ!現れた景色は典型的な「すごいCG作ったからみてみて!」タイプのアレ。絶望が始まったわ。

ウルトラヴァイオレット

なんかヴァイオレットという女主人公がいることはわかるんだけど、ケース届けろという謎の任務の後にいきなりアクションに入る。ただカメラワークがアレなもんだからもちろんダメダメで、CGで作った街もスカスカ。遠景も1枚の静止画としての魅力もない。

ケースに不思議な男の子が入ってて、けっきょくそれを保護するように戦うのよ。メダリオン(ダメな映画判定) かな?あと黒が多いのに黒の色彩が綺麗じゃないのがありえない。ブルーとかグリーンを深くするとかなんかあるでしょうが!ピッタリの黒スーツのレザーが光をはじくのだけやって仕事した気になってる。変に暗いシーンが多くて、何やってるのか監督しか知らないんだわもう。

銃を構えて撃つだけに何分かかってんだよという演出もあって、なにか重要な決別ならそう作らないとダメなんだけどキャラクターももちろん薄いから演出しようがない。

主人公強い系としても演出は全く魅力的ではない。トランスポーター(良作判定)みたいに確実な一撃を正確に繰り出すでもないし、派手にアクションしたいなっていう監督の欲望でしか動いてないのが見え見えよ。あと、ヴァイオレットが侵入してきた際の敵陣地アラートがイエロー→オレンジ→レッドと段階的に引き上がっていくという非常に意味のない演出とかこんなところに力入れてるからダメなのよ。

男の子がなんか時間の限られた命だったらしく死んでから身柄を取り戻す。そしたら実は涙で生き返ってたとかいうこんなベタな演出…。いまどき誰もしないって言ってたけど撤回するわ、ダメな映画判定の監督は全員やっております。戦いの中でもそうでなくても人物同士の話が死だとか愛だとか散らかってて大したことを喋っていない。内容がないのよ。

…あのね、お客さんが見てるんだよ!?(超そもそも論)なんでこんな基本的な説教しなきゃならんのか。監督1人が気持ちよくなるために作られた映画なんだわねこれって。監督しか理解できない(しかもアクション映画なのに)って重病だよ。これも正直視聴断念に近いが視界の端で最後まで再生してたからダメな映画(★☆☆☆)判定だわね。ごきげんよう~

↓引き合いに出された映画その1

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↓引き合いに出された映画その2

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演出が残念「search/サーチ」

WindowsXPのUIとか久々に見たわ。この映画のほとんどはPC上のUIを通じてのカメラワークなのが特徴的。つまりずっとPCがうつっているのよ。Googleで調べる場面もあるし、通話アプリのときには顔が映るわ。

search/サーチ

あらすじを見て知ってるんだけど、マーゴットという娘(父子家庭)が行方不明になって父親が事件を解決するために頑張る話なのよ。そこで、誘拐される前にマーゴットがすくすく成長していった様子がPC上の思い出動画とかで表現されるけど、ちょっとくどいなって感じたのよ。この後誘拐されるのもわかってるからさっさと進めろよとなるのよ。感動的と言うほどの仕立てでもないから演出もまあ普通レベルなのよこの映画。このシーンに魅力がないとマーゴットの父に感情移入できないわよね。

特にチャットでのやり取りが多いからキーボード入力するときにカチャカチャ言うんだけど、カチャカチャがうるせえなって感じたわ。つまり視聴者が集中できるようなストーリーになってないのよね。だからこんなノイズに惑わされる。

この映画前半が退屈で、おまけに父が娘マーゴットと疎遠だというのを叔父がセリフで言っちゃうのよ。疎遠であることは娘とのやり取りや父の言動からそれとなく察せられるべきよ!だいたいPCという豊富な材料があるんだからなんとでも表現できるでしょって思うわ。あとこの映画は演出をBGMに頼りすぎ。

マーゴットが行方不明になって父が交友関係とかを探して警察と捜査することになる。んで犯人が知らないおっさんだったのよ。さらに真実が明らかになったら警察の息子がやったことで崖から突き落としたと。母親である警察が偽装して知らんおっさんのせいに仕立て上げたと。左様でございますかって感じよね。娘は崖の下でまだ生きていたらしく生還して父親と仲睦まじい写真を撮ってデスクトップにして終了よ。

他にも色々ごちゃごちゃと話があったのよ。叔父がマーゴットとクスリをやってただとか。それも「母親のことを話したかったのにそれに付き合ってあげないから疎遠になった」みたいなセリフで言っちゃうからね。演出する気があまり感じられないのよ。演出が良くないから、伏線のつもりで配置したことが視聴者にはピンときてないんだわ。マーゴットについてのショッキングな事実が露呈しても視聴者に驚きがないのも演出がうまくないからだわね。これについてはMercy/マーシー AI裁判(傑作判定)がお手本になりそう。キャラクターが薄くてもちゃんと演出はできるはずなのよ。

まるっきりダメというほどではないけど、これは普通の映画(★★☆☆)ね。視界の端で再生している分にはまあちょうどよいかなという程度。それにしてもWindowsXPでInstagramってできるのかな。ごきげんよう~

↓引き合いに出された映画

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