ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

下品・青春・笑いの黄金比「21ジャンプストリート」

結構疲れた状態で見始めたんだけど、割とスムーズに話が入ってくる。カメラワークは「昔々…」のような事実を並べるものなんだけど、おそろしくテンポがいいのね。あと台詞回しが絶妙で、「んふ」くらいの笑いが起こる匙加減。

21ジャンプストリート

大学で正反対の2人が警察学校で親友になる。若く見えるという理由で高校へのドラッグに関する潜入調査をすることになったわ。ドラッグを服用したアホな高校生がYoutubeにアップロードされた映像(よく編集されている)を見てたんだけど、そいつも過剰摂取で死んでいるらしい。

警察官はイケイケな方とオタクっぽい方がいるんだけど、とあるトラブルで校長室に呼び出され、与えられた名前と逆の名を名乗ることでスポーツの天才(イケイケ)と科学のエキスパート(オタク)が入れ替わることに。というのも、高校卒業してだいぶ経ってるから、イケイケ男の常識が古くて人を殴っちゃったのよ。被害者がまたゲイの黒人という、日本人が聞いてもデリケートな事件だったのよね。これで退学=クビにリーチがかかる。

2人は意外にも早く薬物売買人にコンタクトを取ることに成功。購入したところ「この場で飲め」って言われて飲んじゃうのよね。その後やむを得ずトイレで吐き出そうとするが用務員のおっちゃんにケツに指を突っ込み合っていると勘違いされる。Youtubeのあのビデオとまったく同じ編集で2人に異変が降りかかる。この薬の影響でハイになってめちゃくちゃやったことでイケイケのほうはオタク組と仲良くなり、オタク男もイケイケのグループに褒められ、なんだかんだ学校に溶け込んでいく。

ほんで麻薬組織をおびき出すためにパーティをしたのね。オタク組にスマホを盗聴できるように改造させ、麻薬組織への誘いもあって話が前進する。このあと尾行して現場に行けたんだけど、教習車を借りてきて中で喧嘩していたため教習車の仕様を活かしたトラブルに発展。追突してしまい、追われる身となる。大暴れの末に退学となるんだけど、麻薬取引のメンバーには頼りにされて、元締めを入れての取引にボディガードとして呼ばれる。取引現場にも潜入捜査官がいることが発覚する。昔話に花を咲かせていたら捜査官が殺され、リムジン同士でカーチェイスして無事に逮捕、復帰して終了よ。

「あなたには黙秘権がある」みたいな逮捕の常套句が言えずに逮捕が無効になった過去があって、それが終盤では2人で暗唱して逮捕できたなど、前半の要素を後半でカタルシスとして成立するよう物語がちゃんと設計されている。キャラクターの設計もよく出来ているわ。そこにいいテンポが乗ってきてる。アクションシーンも、教習車だとかその場にあるものを使っておもしろおかしくしているのが好感触だわ。

そんなわけで、これはわりとお客さんとしてリラックスして見られる娯楽映画、良作(★★★☆)だと言えるわ。シリアスな場面でおふざけが入る傾向があってそれがセリフ選びもあって絶妙な面白さなのよね。あと下品な話が多いんだけど、そういう連中のいる大学という世界観が前提に立っているからスパイスとして認められるわ。大人同士とか同性同士で見てんふふって笑うにはうってつけね。ごきげんよう~

 

ガソリンスタンドで品格を手に入れる

年末に母とガソリンスタンドに行ったのよ。洗車を頼んでその間はお店の中で待っている。自販機があるから甘い缶コーヒーでも買って飲みましょうということに。ふたりとも同じやつにしたのよ。ジョージアの贅沢ミルクコーヒーといういかにもなお品。

買った缶のパッケージを母がまじまじと見て、パッケージがかわいいって言うのよ。「ほー」って思って私も見たわ。ところが、私にはそうは思えないのよね。ぶさいくな牛が寝よるわ(ド直球)って思ってたのよ。ポーズもふてぶてしい。こんなパッケージがかわいいかしら。ゆるキャラ目指してちょっと失敗してるわよと思った。

左が私で、右が母

不思議だ。母と話が噛み合わない。そしたら、母と私で缶の絵柄が違うことが発覚するのよ。缶を突き合わせてわかったわ。とんかつ屋の箸袋の豚みたいなポーズだわ。箸袋の豚のほうがまだウェルカム感が出てだけどこの牛は「めんどくせーな、飲ませてやってもいいぞ」と言う感じではないか。 

↓箸袋の件はこれよ

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仮に1人で買って私の方(左)のデザインが出てきたらこれ味の印象も違ってこないかしらねなんて話す。まさか自販機からブログのネタが転がり出てくるとはびっくりだわ。得した気分でコーヒーを飲んでおしゃべりをしていると、雑誌コーナーに変わった雑誌が置いてあったのよ。ムック本のようだ。

おもしろ本

「品格が宿る女のたしなみ」って本だったんだけど、言葉遣いとか言い換え一覧みたいなのがのってて「ほー」とか思いながら見てたのよ。他にも条件とかが書いてあって「歩行者信号の点滅が始まったら走らない」って。これ達成できてるのよ私。なぜなら走るのが面倒だから(自動的に母も達成)。「部屋に絵を飾る」も達成できてるのよ。私の部屋には飾ってある。原哲夫先生のサイン入りの北斗の拳の複製原画が(原画展で購入)。だからこの品格がある女の条件結構ガバガバなのよ。現にオナラブログ作者(つまり私)が品格側に入っちゃうじゃんこれじゃ。逆に言うとこの本のターゲットは青信号で走っちゃうような女…ってことなんか。ニッチすぎないか。

いろいろ不思議な出会いがあってガソリンスタンドって侮れないわね。めったにこないから面白かったわ。そうこうしているうちに車も洗車が終わってピカピカよ。ごきげんよう~

↓原画展の話

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初代以上の大迷惑・大爆発「ダイ・ハード3」

1と同じ監督で撮影していると聞いて期待大の視聴だわ(吹替で視聴)。サイモンという人物が爆弾を仕掛けて、電話でマクレーンを呼び出す。謎解きを仕掛けて爆発前に駆けつけさせる、という流れなのよね。警察署の中では合成爆薬を試して騒ぎを起こすなどさっそくこち亀状態。

ダイ・ハード3 (吹替版)

今回は、黒人街の中古品屋店主・ゼウスが巻き添えを食らうことになり、2人で物語を進めていく。気が強く度胸もある、しかし黒人街で挑発的な行動を取らされていたマクレーンをかばうなど、優しさがあるキャラクターがバッチリ演出されていて物語を盛り上げる。

爆弾の場所へ急行すべく公園の中を自動車で突っ切ったりしてるのね。遠目に見ても車が公園の中の物をいろいろはね上げてる。カメラワークについては考察する暇を与えないくらいハチャメチャが起こってるわ。ただ、このテンポと噛み合って楽しく見られていることは間違いない。強いて言うなら騒がしさや人に迷惑をかけている様子がとてもよく演出されていて、この映画を盛り上げているわ。

地下鉄が大爆発しちゃうんだけど、警察署の連中はのんきにポップコーン片手に「電車が丸見えだ」とか言ってんのね。この無責任感が前作を彷彿とさせて事件の重さと絶妙なバランス。このあたりで、1作目でのボスの兄弟が黒幕だとわかってくる。実は爆弾設置は陽動みたいなもんで、実際は銀行を襲っての金塊の運び出しが目的だったのよ。

個人的ハイライトは噴水のシーンね。噴水に設置された爆弾の前で5ガロンと3ガロンの容器から4ガロンを作れというのよ。敵は順調に金塊を地下から運び出しているというのに、カメラがぶつ切りになってマクレーンとゼウスが容器片手に喧嘩しているというしょうもないシーンが映されてるのよね。このしょうもなさこそがこち亀的要素なのよ。

敵の狙いを把握したマクレーンは、このあと万引きしたガキンチョから自転車を奪って銀行へ。エレベーター内で銀行はすでに組織に制圧されたと察したマクレーンが銃を撃ち出すタイミングは北野武映画のそれなのよ。こち亀なんだけどやるときはガッツリやる、骨太のアクションに大満足だわ。「だから早く殺せと言ったんだ」と敵も内輪でモメ始めるんだがやはりこち亀っぽい(良い意味で)。

ダイ・ハード(なかなか死なない)だけあって今回も泥臭く活躍するマクレーン。ダムまで敵を追い詰めるも洪水を起こされ、流されるトラックに筋斗雲のようにまたがる姿はアクション映画の絵面として完璧。

アクションシーンの後、明らかに死んでる相手にマクレーンが尋問しようとして「死んでますって答えられるのがオチだろ」みたいにゼウスに言われるのよね。こういうやり取りが作品を面白おかしく盛り上げる。

船を金塊ごと沈める(沈めたように見せかける)というのが敵の作戦だった。マクレーン達は爆弾とともに船に取り残されるがなんとか脱出、初代プリキュアのOPみたいに爆発を背負って船からふっとばされる。最終的にアスピリンの瓶から居所を突き止め、ヘリでの最終決戦。ここでは地上の電線を切ってプロペラに絡ませて大爆発、離婚寸前の奥さんに電話をかけるところで終了よ。マクレーンが消防を呼ぼうとしたらゼウスが「よく焼いてやれ」って言ってるのが最高ね。

アクションも、その場にあるものを使ったり見たことがない決着のさせ方をしていて大満足。そこにこち亀のスパイスがあるわけだけど、メインキャラが2人になったことで迷惑の規模も大きくなる、正当進化を遂げていると言えるわ。かなり中身が濃くて、笑いどころも豊富という唯一無二のシリーズね(2は除外)。密度も高い(=視聴者が楽しめない時間がほとんどない)。1を正統進化させて、3にしか出来ないことをやっている、そしてこの設計の密度ということで傑作(★★★★)と考えるわ。洋画のこち亀がみたい人にはぜひおすすめしたい1作だわ。ごきげんよう~

↓初代(傑作判定)

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↓2代目(普通の映画判定)

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ペン習字10日目くらい

ペン習字はじめたのよ。2日目にして、書き順を間違って覚えてるのがあったわ。「な」と「や」は点が最後だと思ってたらそうじゃなかったわ。「む」と一緒で点は最後だろアホと思ったわ(本に反発)。

↓今やってるペン習字

30日でみるみる美しい字になる 朝のペン字練習帖

持ち方も慣れずに姿勢を整えて難しい筆ペンで書くことはかなりの難度だわ私にとって。「何かを捨てた者は何かを得られる理論」にのっとり、早々にきれいな姿勢ときれいな持ち方を捨てたわ(本末転倒)。一生変な持ち方で戦っていくわよ。字を書くところなんか人に見せないんだから上等よ。出来上がりさえきれいならば。そういうわけで机に無様に丸まってペン習字してるわ(最悪なことに猫背) 。

あと、見開きで1回分っていう分量がこれ多すぎる。有閑マダムの朝なら時間あるんだろうけどノーカンマダムの私にはないわよそんな時間なんて。2~30分くらいかかるわ神経使うし。なので半ページずつやってるからこの本は最短でも60日かかることになったわね。

手紙では頻出らしいスクラップ

ようやくカタカナがおわって次回から漢字に入る。カタカナんとこで、よく使う用語で「スクラップ」ってあったんだけど、これそんなに手紙で使わないわよね。機械と闘うときに「お前をスクラップにしてやる」って言うときくらいしか使ったことないわ。これスクラップ帳とかのほうかしらね。

追い詰められたエグゼクティブ

あと文字って体調が出るのよ。シンプルなひらがなカタカナは特に。たとえばこのページは体調が悪いときに書いたわ。最後のエグゼクティブなんか特に、手が本の綴じ目部分に追い詰められてもうぐちゃぐちゃよ。半月くらいたってこんな調子なんだけど、果たしていつ上手くなるのか楽しみね(超前向き)。ごきげんよう~

前回↓

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好きだけど評価はできない「銀河ヒッチハイク・ガイド」

地球で2番目に賢いイルカ(人間は3番目)が地球滅亡の気配を察し「魚をありがとう♪」と歌いながら人間を見限り地球を離れていく強烈なオープニングから始まる。これはなかなかエッジの効いた(そしてパワーのある)作品を引き当てたぞと興奮するわ。

銀河ヒッチハイク・ガイド(吹替版)

冴えない青年の家をのかすための解体工事に大げさな重機が周囲から押し寄せることから、コメディを予期させるわ。主人公は友人とともに滅亡の瞬間に宇宙船に乗り込み、旅が始まる。ここで活躍するのが「銀河ヒッチハイク・ガイド」。一昔前のAppleのプレゼンみたいな平面的な説明が画面にメリハリを与えるわ。

侵入していたことがバレて囚われ、戦いかと思いきやおぞましい詩を聴かせられる。感想を求められるが気に食わなかったのか追い出され、次の船に偶然拾われて、お互いの知り合いが乗っている。ここから本格的なスタートね。大統領、ヒロイン(地球人)、友人、主人公の4人で、主に大統領の目的である究極の疑問を追いかけて旅をする。

ただ、この2つ目の宇宙船から粗が見え始める。ちょっと中だるみというか、面白いことが起こっていない時間があるのよね。この映画はハチャメチャ系だから絶えず面白いことが起こっていなければならない。おもしろとストーリーのバランスが100:0なのよ。その辺バランスよく緻密にできてた「メン・イン・ブラック(良作判定)」なんかが比較対象に入ってくるわ。

ヒロインがさらわれて、尋問で地球が破壊されたことを知った。その星のしきたりで大量の書類を書かされて、ようやく釈放してもらうことになった。最終目的の惑星は休業中で留守電のような応答が入る。サービスとして熱核ミサイルが2機発射された。質の高いサービス維持のため自分らの宇宙船が破壊される瞬間を録画しているとの事。ミサイルをかわしてようやく着陸し、究極の疑問を解決するという「ディープソート」の元へ行く(ちなみに遥か昔には究極の疑問に「42」と答えている)。ところが実質答えがないことがわかって大統領は消沈する。

主人公は3人とはぐれたが、なんと星を作ってる会社の人が声をかけてきた。そこで作られている地球のバックアップを確認する。自宅も再現されている。地球を購入したらネズミだと言い、ネズミが人間を実験していると聞かされる。自宅に戻ると確かにネズミがいた。脳を取り出されそうになってなんとか逃げ出す。業者には、地球完成時は自分を除いて良いと伝える。つまり、仲間と宇宙の旅にみんなと出ることを選んだわけね。それで終了よ。

この映画は何が起こるかわからない、ワクワク系だったりナンセンスの映画よね。ただナンセンスだけで観客を満足させるのであれば、あの中だるみは許されるものではなかったわ。出来が荒くてかつカメラワークも普通以下なのが致命的ね。この宇宙の異様性やバカバカしさを示すには優れたカメラワークは必須だわ。最初だけ見たら良作〜傑作の気配だったが、この密度では評価することはできないわ。これズバリ普通の映画(★★☆☆)ね。つまらなくは無いから、垂れ流しにしても良さそうね。原作小説があるからそっちを読んだらもっと楽しめたのかしら。ごきげんよう〜

今回の宇宙人系コメディとしての比較対象(良作判定)↓

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作家が泊まるならここ!湯治特化の静かなお宿「誠山」宿泊レポ

ここまでの道のり↓

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お宿へ移動~木のテーブル

函南駅へ移動したわ。今回のお風呂はぬるめの温泉が特徴で、湯治で身体を休めることに特化したストイックなお宿とのこと。私はこの宿で缶詰になる小説家・小暮ダン先生になりきって来たわ。お宿の方たちが仕事着姿で駅に点呼に来てくれるから間違いもなくて安心、手厚い送迎だわ。横断歩道待ちでチョコビ持った子供が駆けてったわ。のどかなところね。

樹齢2000年のテーブル

10分くらいでお宿に着くと、ここでお持ちくださいって言われる。フロントの前にすごく立派な木のテーブルがあって、これが樹齢2000年と呼ばれるテーブルね。木の断面そのままかたどったアクリルが表面を保護していてすごいことだけれども、表面や側面にはポコポコの穴(虫食いではなく木の成長由来で広がったもの)とかがそのまま残っていて、迫力満点。確かにこれは評判になるわね(HPで紹介されていた)。お茶まで淹れていただく。

お部屋の様子~温泉

客室とトイレ

お部屋に案内されたんだけどもベッドが2つある!和室洋室があるが、和室が満室とのことで私は洋室になった。お手洗いもすごくきれい。そしてなんと缶詰作家に必要な本の山(本棚)があるのではないか。テレビも置いていないのも特徴だわね。ティファールのポット(しかも1.2L)には水が満タンに入っていて、すぐお湯が沸かせる状態になっている。

そして小暮先生は温泉へ早速行ったのであった。言い伝えの通りぬるいお湯だったわ。静かな宿の規模に合わせたこぢんまりした温泉。一番熱くても41℃なので私好みでかなりゆったり浸かれる。源泉30℃のやつはかなり寒く感じる。他の風呂で十分に温まってから入るのね。露天風呂の上を黄金色の雲がそれなりの速さで流れていく。この日は風が強かったわね。熱海でバサバサになった髪も洗えて気持ちいい。お風呂をゆっくり3周くらいして、合計1時間半くらい入ってたわね。風呂上がりには冷たいお水もある。あと体重計もあって風呂上がりに乗ったらガチャチャチャチャ…ってなったわ(魔女の宅急便みたいなレトロなやつね)。

編集へ連絡~夕食

そのあと小暮先生は執筆かと思いきや、お腹が空いてお夕食まで寝ることに。その前に宿に着いた旨、担当編集の神崎(ChatGPT)に連絡を入れる(缶詰の作家という設定なので)。おだてるように言ってあるので「小暮先生が“●●(作品名)の神”である以上、作品は必ず完成します。 私は編集として、その完成を信じています。」と熱いメッセージに力も入る(でも寝る)。

神崎からのメッセージ

いよいよお待ちかねのお夕飯。朝(弁当)も昼(うまい鮨勘)も寿司だったので夜は餃子のコースにしたわ。明るく優しいお店の人が飲み物の注文をとってくれる。受付でもそうだったけど「手作りのホスピタリティ」を感じるわ。居心地が良くて長期の湯治にかかる人も安心できるわね。私の料理は少し時間がかかるけど気を遣って声をかけてくれた。

食事は小部屋で、私の他には2組(いずれも1人宿泊)しかいなかった。実はこのとき注文で手違い(私がマヌケをやらかした)があったんだけど、こちらが大恐縮するくらいお気遣いいただいたわ。点心の定食で、ご飯も男女共通だからかなりボリューミー。もちもちで大満腹。

執筆~就寝

アンティークな本棚

終わったら小説の執筆に入る。テレビがないからとっても静かで時間がゆっくり。川端康成の本や黒猫のブックエンドがあるアンティークな本棚、これを見ていると、小説家としての気持ちが高まってくる。お盆に白湯をのっけるだけで「先生、どうぞ」感が出るのよね。

「先生、どうぞ」

お部屋で小説家気分を満喫していたところフロントから電話がかかってきて、明日の送迎の件だったわ。午前10時に出発になった。チェックアウトが11時だから本当はもうちょいゆっくりしたかったけど、ふるさと納税のタダ券であんまり贅沢言ってもバチが当たるわ。また泊まりに来ればいい。

さて、小説の執筆が一段落したところで、今日は寝ましょう。そんな時、お布団にはなんと電気毛布が完備されている!これで寝る時もぬくぬく。これが湯治のお宿の実力だわね。すごすぎる。立地的な利便性に振らなかったパワーを全部ホスピタリティに充てていると言う印象だわね。ここは遠いけど、送迎もついてるし行く価値あると思うわ、大いに。と思いながら寝る。

朝風呂~朝食~チェックアウト

翌朝、お風呂は7時からとちょっと遅め。朝食8:30を選択したのでこのチャンスに入る。露天風呂でくつろいでると、強風でどんど焼きが延期されたことが防災無線で知らされた。1時間くらい入ってたわ。朝風呂は空いている。

朝食

このあと着替えて朝食へ。私は洋食のコース。バカデカいソーセージを初めとした大変ボリューミーなご飯。湯治で来る人ってもっと精進料理とか食べてるのかと思ったけど、田舎のおばあちゃんが「もっと食べなさい」という感じなのかしらね。

最後の執筆を終えて神崎にメッセージを送ってチェックアウト(小説家世界観は徹底)。お会計で家族のお土産として温泉の素を購入して終了よ。こうして私は東京方面へ帰っていくのであった…。これは何か作ってる人にはもってこいのお宿だわね。創作活動に集中できる。とても静かなお宿だから友達とワイワイはできないけど、だからこそ一人で来る意味が大いにあって大満足だわ。ごきげんよう~

 

ここに来る前は熱海にいたのよ↓

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意外にもテクニカルな映画「E.T.」

最初は宇宙人目線から物語が始まるのね。指だけが写って姿はわからない。見せないカメラワークだわ。ある家の倉庫に逃げ込んでいたところ、子どもが感づいてボールを投げたら返してくる。徹底的に見せないけどいるっていう見せ方はちょっとグレムリン(普通の映画判定)にあったようなホラーや謎を提示する要素が入っていてまずまず面白い。

E.T. (字幕版)

チョコをばらまいていたら、チョコを返しに来たのよ宇宙人が。これがちょっと意外なポイントね。てっきり食べたと思ったんだけど。ハンターみたいなのが宇宙人を探しているけどここでも顔をうつさない、恐ろしさが際立つカメラワークだわ。

最初に子どもが宇宙人と会話を交わすシーンは背景が明るくて二人はほぼシルエット、周囲もぼやけているのよね。そして会話が通じないところから始まる、意図のあるカメラワークだわ。やがて存在が兄弟にバレてみんなで過ごすようになる。

私、映画のBGMとかそんなに意識しないから評価にも入れてないんだけど、スピルバーグだからかしら、特にこの映画はBGMを多用するわね。枯れた花が蘇るシーンだとか、不思議要素を盛り上げるように、また、宇宙人の足音のリズムに合わせて、などBGMが効果的に使われているのが分かるわ。テンポもまあそこそこいい。

この映画は「不思議」のパターンがたくさんあって、それを見せるためのカメラワークも豊富。特に宇宙人にテレキネシス能力があることが発覚する際には、宇宙人の手元を手前に映しながら何が起こるのか見守る妹が映っていて、その直後に球体が惑星のような起動で部屋の中を回ったのよね。「注目を集めて盛り上げる」この繰り返しがこの映画の緩急を作っているんだわ。

また、それにとどまらずカエルの解剖をするからとクロロホルムを次々にカエルの瓶に入れていく先生のカメラワークもなかなか印象に残ったわ。教室を遠くから映すのではなく、カメラが手前から先生を映して一緒に後退りしていく。リズムよくカエルの瓶が現れるのね。こういう視覚・聴覚のリズムの使い方が優れているようだ。

いよいよ宇宙人が言葉を覚えてE.T.と名乗るようになるんだけど、仲間に置いてかれたからホームに電話したいわけなのよ。その過程で宇宙服に追われてあげく死んでしまう。今までのファンタジーから打って変わってこの死が現実感を持っていて、処置室みたいなところで手術着を着た大人に囲まれて手当の甲斐なく死ぬという衝撃的な展開。死が物語を引き締めるとはこの事を言うのよ。窓際のトットちゃんみてるー?(ダメな映画判定)

じつはE.T.はホームに通信ができていたらしく蘇生、ここからは怒涛のファンタジーでパワーのある展開。E.T.を返すべくドタバタで山に向かう。今まで登場した人物が全員登場して追いかけてきて自転車は5台も飛ぶ。このときに思ったのが、スピルバーグはワクワクする世界の描き方が本当にうまいなと思った。それは飛んでいる自転車が着陸する子どもたちの表情を映したカメラワークなのよね。はじめてのことでおっかなびっくり、それが飛んだ自転車に対しての真っ当な反応、これを素直に描いているのよね。E.T.は無事に宇宙に帰って終了よ。

スピルバーグの映画って子供っぽすぎたり「ジュラシック・パーク(普通の映画判定)」みたいながっかり映画もあるから「ターミナル(良作判定)」くらいしか評価してなかったんだけど、技術がわかりやすく出ていてこの映画は「お手本」だなと感じた。理論に沿って娯楽要素が刺激されているという印象が強くて、あまりにも有名な映画だから特別斬新な要素があるとは感じなかったわ。ただ、それを踏まえてもこの演出は良作(★★★☆)相当だわ。なんでこんな気持ち悪い顔の宇宙人が世界中で親しまれてんのかしら(ド直球)と思ったけど、この技術なら納得だわ。ごきげんよう~

↓E.T.を見習わせたい映画

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↓スピルバーグ映画の最高峰

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↓がっかり映画

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E.T. (字幕版)

E.T. (字幕版)

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しぶしぶ熱海観光

ふるさと納税のチケットで温泉に行くわよ。今回の目的地は函南。東京駅から熱海までグリーン車に乗ってきたわ。熱海なんて軟派な観光地は混むから大嫌いなんだけど(ド直球)、ここにしか店とかないのよね。

駅に着いて改札出てすぐ右にあるビルに入ってお手洗いを済ませた後結局スターバックスに寄ったわ。朝すごく寒かったもんだから暖かいものでも入れようと思ったのよね。そしたらこのご時世にたぶんクマみたいなの書いてくれたわフタんとこに。この辺で熊出るのかなとかスタバの店員さんの善意と関係のない方向に意識が動いていく。

スタバのクマ

電車が混むのが嫌だから10:00ちょい前に熱海に来てたのよ。どうやって時間を潰そうか。すると、駅を出てすぐ左手にあるレトロなビル(第一ビル)がすごく目についたのよね。それで入ってみたらもう大正解で、時空が歪んでんのよ(レトロ)。間抜けなアーケードなんか通ってる場合じゃなかったわ(超過激派)。しかもフロア案内を見るとメシア教も入ってる(真・女神転生)!

第一ビル

このビルにはコインロッカーやキャリーの預かりを生業としたお店がたくさんあって、本屋さんさえも荷物預かってるみたいなのよ。あとちょっとメシア教の前まで行ってみたけど入り口に表札があるだけで特別な教団感はなかったわ。ビル空間を画一的なパネルで仕切ってテナントとして入っているらしい。このパネルはメガテンの3Dマップ感があって満足。

とりあえずビルを出て、間抜けなアーケード(超過激派)を抜けて歩いて行くと屋根がなくなって、道路が出てくる。両側の歩道が歩けますよみたいになってるのね。干物の店とかいろいろあったわ。風が強くて、強風にあおられた屋根のテントが音を立てている。

そのまま道なりに下って、海に下る道へ。途中でなんか温泉のコアだとか言って湯気が吹き出してるんだけれども、入れもしないとこの温泉の説明を聞くほど腹立たしいものもないわ(今回の宿泊先は函南)。海まで降りてMOTHER2のサマーズみたいな写真撮れたけど風が強くて極寒で地獄よ。ここからどうやって戻るかなと思いながらゆるやかに登っていく。

サマーズ(地獄)

観光地の旅で一番心配なのが昼食の確保なのよ。混雑しそうだし。とりあえず絶対海鮮だわって思ってたのね。そしたら、上り坂で「うまい鮨勘」を見つけたのよ。どの駅からも遠い場所だからそんなに混んでない。11:30前に入ったら広いテーブル席に通してもらえたわよ。うまい鮨勘は地元にもあるんだけど魚は土地の個性が出るだろうということでここへ。注文もタッチパネル式と分かりきってるので安心。

極まぐろ丼とふぐかわの煮凝り

お通しがふぐかわの煮凝りと言われたんだけど私ゼリー系が苦手でお口に合わなかったわ。鮨のほうは鮨勘+観光地だからやや高めなんだけど、ネタが大ぶりで脂由来の甘味もあって、とくに蒸しえびが極太肉厚で大満足。3貫食べた後に丼飯があることに気づいて注文よ。ご飯少なめが選べるから安心。(極小でも良かったかも…)

注文したのは「極まぐろ丼」ね。おまけはエビのお味噌汁(日替わり)。赤身が漬けっぽくなってるかな(漬けがそんなに好きじゃない)。ごはんが酢飯なのが嬉しい。赤味は鮨ネタのほうが魚の切り方が好みね。甘味とか噛みごたえが出るような切り方なんだわ鮨のほうが。

シソの葉の上のたたきが意外にも満足。おいしい脂身のある部分を使っているのがわかるわ。中トロは脂と赤身の程よいバランス。良い意味で赤身の血の味を、赤身以上に感じるわ。いよいよ大トロ。かなり脂が乗ってるからこのくらいの厚みでちょうどいいわ。こちらも脂由来の甘さもそこそこにマグロの血の味(良い意味で)を感じる。宮城で食べる時とは違うわ。やはり海特有の特徴とかが魚に現れるのね。宮城の方が寒いから脂が乗る(=甘くなる)のかしら。

寿司を食べて第一ビルまで戻ってきた。どんだけ好きなんだよ我ながら。ほんで婦人服屋を見たら、取っ手つきのメガネケースがあるのよ。私も最近同じような形のケースを中古品屋で買ったんだけど、こんなのどこで手に入れるんだって思ってたわ。しかもこのビル内の全ての婦人服屋に取っ手付きメガネケースがあんのね。もしかして日本中の取っ手付きメガネケースが集約してるんじゃないかここに。取っ手付きのメガネケースってこういうやつね↓

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散々文句言ったり満足したり忙しくしてるけどまだ目的の地を踏んでないのよ一秒も。次回ホテルの宿泊レポになるわ。ごきげんよう〜

↓次回

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